マーチンソプラノ・分解修理2023.11.25

マーチンソプラノ分解修理

 

古いマーチンソプラノの分解修理です。表板に1箇所、裏板に3箇所割れが入っています。ここまで何箇所も割れが入っていたし、中のバスバーも剥がれているようだったので、分解修理ということになりました。こういった場合、思い切って分解修理してしまった方が、問題箇所をしっかりと治せるので逆に安心だったりします。ソプラノの小さなサウンドホールから色々手を加えることもできますが、バスバー剥がれだけは中々きちんと貼るのが難しいです。

 

マーチンソプラノ分解修理

 

流石に分解修理だと塗装も剥がして最初から塗る必要があります。マーチンは大抵着色されているので、可能な場合は着色を剥がさず治しますが、今回はそれは無理。着色の色合わせは難しいのでどうしても微妙に色が違ってしまいますが、仕方ありません。今回も少し赤みが強くなってしまいましたが、きちんと着色して艶消し塗装を吹き付けたので、ボディは綺麗に仕上がってくれました。


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