続・カマカ分解修理2023.04.08

カマカ分解修理

 

偶然ですが先日のカマカ分解修理と全く同じ症状の古いカマカが修理に来ましたので、一緒に治します。こちらは長年弾かれずにしまわれていたというホワイトラベルの古いカマカ。弾かれない楽器は壊れやすいと言われますが、こちらの個体もかなりの重症。表板センターの接ぎ割れが起こっていますので、こちらには埋木をしました。ちょうど白太部分なのでコアの白太を探して似たような色合いのものを埋め込みました。ブリッジはまだしっかりと付いている感じでしたが将来が心配なので一緒に取りました。

 

前回の個体よりは接着がしっかりしている印象でしたが、それでも部分的には剥がれてきているし、割れている箇所もあります。今回は少し熱を加えて剥がしました。それでも簡単に剥がれたので接着力は弱かったと思います。バスバー等全て剥がしてから再接着、最後にラッカーの半艶塗装を吹き付けて仕上げます。カマカ本家でも修理依頼ができるようですが1年近くかかるようで、送料もかかるしということでのご依頼でした。

 

<追記>

カマカ分解修理

 

こちらも前回と同じカマカの分解修理。ついでにペグもUPTに交換しました。ヘッドが薄かったのでブッシュを少し削って取り付け、ワッシャーを重ねるでも良かったかもしれませんが、ちょっとみっともないし、試しにブッシュの方を削ってみたらうまく取り付けることができました。


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