パウア貝パフリング2016.02.04

テナーカッタウェイパフリング

 

厚めの蛇腹ライニングを巻いたのはこの貝のパフリングを巻くためです。6mm7mmとボディの内側に向けて溝が掘られるので、通常の2,3mmのライニングだとカバーしきれず強度不足になってしまいます。貝の下にライニングがない状態は強度の面でも振動の面でもうまくないので、貝に限らず太めのパフリングを巻く時には必ず蛇腹の厚いライニングを巻きます。

 

今回はオーストラリアから取り寄せたパウア貝のパフリングです。グリーンアバロン貝よりも全体的に緑っぽい色合い。グリーンと言いながらアバロン貝はより白っぽい色合いです。今回はテナーウクレレ2台に巻きます。当然ロゼッタのパフリングも同じパウア貝で合わせたので、グリーンアバロン貝と比べて随分全体の雰囲気が変わります。

 

パフリング貝は今回3種類の違ったカーブのものを取寄せましたが、それでもカーブの合わない部分が大半。全く折らずに晴れるところはほとんどなく、そういった場合には2つ3つに折って貼り付けていきます。特にカッタウェイのきついカーブのところだとそれこそ5つ6つに細かく折りながら巻かなくてはいけません。

 

今回は丁度いいタイミングでオーストラリアから届いてよかったです。外国から取り寄せる時にはどうしても時間がかかるので早め早めに注文するのですが、今回はちょっとした手違いで遅れてしまいました。でも作業には何とか間に合ったので良かったです。

 


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