ウクレレのパフリング貝2015.12.25
ウクレレ工房 F’s uke のウクレレには通常グリーンアバロンのカーブしたパフリング貝をサウンドホールの周りに埋め込みます。オーストラリアから取り寄せるパフリング貝には何種類もの違ったカーブのものが売られているので、ウクレレのカーブに合ったものを取り寄せます。それを木製パフリングと一緒にサウンドホール周りに施しています。
パフリング貝には人工的に貼り合わせたラミネート貝と貝殻から削りだしたソリッド貝があり、どちらも楽器の装飾として使用されていますが、私個人としてはソリッド貝の方が綺麗だと思うのでわざわざオーストラリアから取寄せています。
ウクレレ工房 F’s uke の上級モデルに、または通常モデルのオプションとしてサウンドホールと共にボディ外周にもパフリング貝を巻きます。さすがにボディ外周のすべてのカーブにあった貝はそろえることができないので、カーブの合わないところにはパフリング貝を2つ、3つと折ってカーブに沿わせます。またのりしろとしてのライニングも5㎜程度の太い蛇腹のものにする必要があります。
パフリング貝にはグリーンアバロン貝を使用することが多いですし、一般的にもそうだとおもいますが他にも貝の種類は色々あります。赤・黄・ゴールド・黒等いろんな色のものがあるので機会があればそれらの貝をパフリング貝に使ってみるのもいいかもしれません。見本として少し色々取り揃えてみようかと思案中です。