マンドリンのフレット交換2016.11.18

マンドリンフレット交換

 

専門外ではありますがモーリスのフラットマンドリンのフレット打ち変え修理を行いました。元々打たれていたフレットはウクレレのものと同じような細いもの。押さえ難いということでギター用の幅広フレットへ打ち変えます。復弦のマンドリンなのでネックもそれなりに反っています。指板修正で真っ直ぐに削りなおしてから幅広フレットを打ちました。フレットエッジ加工されたバインディングでしたが、これを残したままのフレット打ち変えは相当な手間になり高くついてしまいますので、ご依頼されたご本人の許可をもらい削ってしまいました。

 

マンドリンフレット打ち変え後

 

フレットを抜いてみると少しフレット溝が狭い感じ。普段使っているフレットとは違うようでこれと同じフレットは取り寄せられないので、ちょっと難儀しましたが溝を何とか広げて幅広フレットを打ち込みました。また一番気になっていた最終フレット付近の打ち変えをどうしようかという問題。マンドリンは指板エンドが表板から浮いているので、そのまま叩いたら壊れてしまいそうだし、第一フレットが入ってくれません。マンドリン専門の人たちはどうやっているんだろうと思いつつ、でもなんとかなりました。

 

最後に指板を削った分、ナットの高さを調整し弦高もいい感じに低くなったのでご依頼されたご本人にも満足いただけたようです。マンドリンは楽器の構造上、おそらくフレットを打ち込んでから指板をネックに接着していると思われますが、フレット打ち変えはちょっと面倒な楽器のような。ネックが反りやすいのでそういう機会も多いだろうにと思いつつ、色々勉強になりました。


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