有名な日本人製作家のコンサートをジャカソロ仕様に改造します。今回はやることが色々。まずフレットが高くて押さえづらいということでフレット面を削ります。このコンサートはギター用の高いフレットが打たれていますので、やすり等で大胆に削って低くします。またそれに合わせて弦高も低めに。通常2.5㎜のところをネックの状態もいいので限界の2㎜程度まで。弦間隔も広めなのでそれを狭めて、ローズ製のスクラッチガードも左右両側に貼り付けました。

弦間隔はナット・サドル両方を作り変えて狭めます。ナットは問題ありませんが、サドルはブリッジの仕様上どうしようもないので溝を作って狭めました。弦を引っ掛ける木部に少し不安が残りますが、これしか方法がないので仕方ありません。本来はブリッジを作り変えたほうがよりベターですが、でも案外これでもなんとかなるかもしれません。

スクラッチガードは指板上でストロークした時、指が引っ掛からないように指板の際を厚めに、左右に広がるに従って薄くしてあります。実際にはアーチトップのような曲線を描くスクラッチガードに。これでストロークしても指が引っ掛からず断然弾きやすくなりました。