サイン入り表板の割れ修理2026.02.08
表板にサインが入ったカマカの表割れ修理。サインそのままで治してほしいというリクエストでしたので、サインをそのまま残して割れ接着します。段差ができないように割れた箇所を圧着し、裏から補強材を貼り付けるのはいつもの通り、通常はここから表板の塗装を剥離して、最初から塗装をし直すことで傷口が完全に分からなくなりますが、今回はサインを残さなくては行けないのでそれが出来ません。なのでサインの上から塗装せざるを得ず、どうしても傷口の筋が僅かに残ってしまうのは仕方がありません。
サインはサインでやはり微妙に薄くなってしまったりで、なかなかうまいやり方ではありませんが仕方がありません。最終的には黒マジックで少し足したりしながら仕上げました。このカマカは表板だけでなく裏横にも色々な方のサインがびっしりと書かれてあり、思い出の詰まったウクレレなんだと思います。なのでサインにこだわらず一から塗装し直したほうがもちろん綺麗には仕上がりますが、今回はこのような特殊事情があったため、通常とは違うやり方で修理を行いました。少し筋は残りましたが、傷口はしっかりと接着されているので大丈夫だと思います。
