サニーDのナット・サドル交換修理2016.05.07
以前指板交換修理を行ったサニーDが今度はナット・サドル交換修理としてやってきましたので近日中に行います。またまた例によってビンテージボーンで。ビンテージボーンとは漂白していないナット・サドル用の牛骨材。オイル漬けされているので全体的に黄ばんでいて、バフをかけると飴色に輝き綺麗です。
最近修理のご依頼が多いので、ウクレレ製作の合間を見てちょくちょく行っています。ナット・サドル交換でしたら作り直すだけなのでそれほど時間もかかりません。ご依頼があって少量取り寄せたビンテージボーンですが、ここのところ何台かで使ったので残りがわずかに。また少し多めに取寄せておきます。
このサニーDについているナット・サドルはすでに非漂白の牛骨みたいです。ナットは少しひび割れてきているので作り直します。サドルは特に問題はありませんが、ピッチ調整がされていないタイプなのでこれを機会にピッチ加工をすることになりました。
<追記>
このウクレレのサドルは元々ピッチ調整されていませんでしたが、ビンテージボーンではピッチ加工を施しました。ローGなので3,4弦の接点を後方へずらし、2弦は中間くらい、1弦は前方へ接点を持ってきます。ハイGでしたら4弦の接点を前方にします。完璧にピッチを合わせることはもちろん無理なのですが、ブリッジの接着位置もちゃんと弦長補正がされており、その上でピッチ調整をすればそれなりにはよくなります。