古いカマカ分解修理2024.01.16
古いソプラノカマカの分解修理。もう何台も修理しましたが、ボンドの劣化はやっぱりいつもの通り。一見付いているように見えてもヘラを入れてみると簡単に剥がれてしまいます。今回のソプラノカマカもいたるところでボンド劣化が起きているようなので、表裏ともに剥がしました。同様にブリッジも一旦剥がしてから再接着します。接ぎ割れもちょっと怪しいので、補強のために割れ止めも貼る予定。ヘッドはロゴマークが入っているので塗装しませんが、あとはボディ・ネックともに綺麗に再塗装します。
ボンド劣化が激しいので、剥がすのは割と簡単に剥がれてくれます。一部熱を加えましたが、基本的にはそれも要らないくらい。隙間にヘラを入れただけで簡単にパリパリと剥がれていきます。これではもちろん強度がないので、やっぱり一旦全部剥がしてからの再接着が必要。指板は流石に剥がしませんでしたが、その他内部のバスバー類は全部剥がしてからの再接着。必要なかった箇所もあるかもしれませんが、安心のために剥がしてからの再接着はやはりしたほうが良いと思います。
<追記>
生まれ変わったカマカ・ソプラノパイナップル。接着が劣化していた箇所は全て貼り直したのでとりあえず一安心。グロス仕上げでバフを掛け綺麗に磨き上げました。ヘッドはいつもの通り貼り付けロゴマークが入っていたのでイジりませんでしたが、その他の部分は塗装を剥離して一から塗装し直しました。