サウンドホールのロゼッタ装飾2016.03.28

サウンドホールのロゼッタ装飾

 

サウンドホールのロゼッタ装飾はサウンドホールを開ける前にまずはボール盤の専用治具で溝を掘り、貝装飾等を埋め込みます。どんな装飾を埋め込むかで当然溝の幅も変わってくるので、幅の違う刃を何種類も用意してあります。装飾を埋め込み平らに削ってから最後にサウンドホールを開ける工程です。

 

今回もいろんな材の表板と様々なサウンドホールのロゼッタ装飾を施しました。ベルシェイプソプラノのロングネックはいつも通りロープ柄のパフリングのみ、オールハカランダの表板はあえて何もロゼッタ装飾を入れないシンプルな作りです。

 

今回初めてのオールウォルナットには古楽器風のこれまた定番。問屋さんお気に入りの装飾でこのロゼッタ装飾にするとウクレレの売れ行きが違うとか。最近ではコアでもこの装飾をすることが多いです。

 

いつも通りアバロン貝のロゼッタ装飾もあり、ご指定で白蝶貝のロゼッタ装飾も行いました。またテナーウクレレのショートスケールという変わり種は黒線のみの装飾です。これまた施すのはかなり久しぶり。

 

ロゼッタ装飾もバインディングもないシンプルなのもウクレレではありなので、一度あえて何も装飾のないモデルもあっていいかと最近思っています。装飾を一切排除した、よく鳴るウクレレなんていかがでしょう?


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