表裏板剥がれ修理2021.05.17

表裏板剥がれ修理

 

かなり年代物のパイナップルウクレレ、表板が全体的に思いっきり凹んでしまっていて、表裏共に下部が剥がれかかっています。オークションで手に入れたそうで届いてビックリ!頭を抱えていましたがでもちゃんと治して弾けるようにしたいという立派な心意気、古い楽器をオークションで下手に買わないほうが良いですよと話しつつ、ちゃんと弾けるように何とかやってみます。

 

表裏板剝がれ修理

 

とにかく表板の凹みが酷くて、これを何とかしなければどうにもならない感じ。思い切って裏板を一旦開けます。こういう状態のものは大抵中のブレーシングが外れかかっていますが、このパイナップルもそう、バスバーがかなり湾曲してしまっていたので新しく作りなおして表板の凹みを持ち上げました。最終的には裏横のみ着色・塗装をして完成です。表板には大きなパイナップルがあるので塗装は敢えてしませんでした。


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