接ぎ割れ埋木修理2019.03.20
接ぎ割れ修理です。接ぎ割れに限らずボディのクラックには自然に割れた場合と衝撃で割れた場合があり、後者のほうが簡単に治せます。自然に乾燥で割れると木が縮んで開いてきてしまうので、その場合は埋木をする必要があります。今回の接ぎ割れも当然開いてしまっていたので、薄い板を埋木してから裏側に補強パッチを貼り付け、表板のみ再塗装をしました。
埋木をする場合はなるべく色を合わせますが、ハワイアンコアは色がマチマチで色合わせが難しく、なかなか判らないようにはなりません。この個体はセンター部分がサップになっているので、埋木をする薄い板もハワイアンコアのサップ材の端材から取りました。よく見れば判ってしまいますが、それなりに違和感なく仕上がったとは思います。