表板クラック修理・カマカ2018.03.16

  カマカ表板クラック修理 カマカ表板クラック補修

 

古いカマカの表板クラック修理、ブリッジ横に割れが入っています。ブリッジ付近は常にテンションがかかっている部分ですし、ここにクラックが入ることはよくある症状ですが、今回は衝撃ではなく乾燥で割れたようなので少し手間がかかります。衝撃で割れた場合、段差にならないよう圧着すれば簡単に付きますが、乾燥で開いてしまったクラックは埋木をしなければ圧着しても付かないです。

 

裏に補強パッチを貼り、その部分だけ部分塗装をして仕上げました。部分塗装なのでその部分だけどうしても艶の感じが違ってしまいますが、全面塗装ではないのである程度は仕方ありません。埋木もそれなりに色合わせをして目立たないように。コアの色合わせは中々難しいものがありますが、やはり完全に分からなくすることはできませんでした。ハワイアンコアは色んな色味のある木なので、完全に同じ色というわけにはいかなかったです。


Top