ウクレレペグの交換修理2016.05.25

ウクレレフリクションペグ ウクレレのギアペグ

 

フリクションペグからギアペグへウクレレペグの交換修理です。フリクションペグとはギアが入っていないペグのこと。元々はヴァイオリン等の木製ペグを言いますが、ウクレレのフリクションペグはネジで固定されているだけでギアが入っていませんので、緩んでくるとチューニングが安定しません。持ち主の方もそれが悩みだったようで、そのためギアペグへの交換修理依頼でした。

 

元々ついていたフリクションペグの外してギアペグを取り付けます。穴はそのままでは小さくて付きませんのでより大きな穴に開け直します。付いていたペグによっては逆に穴を小さくしなくてはいけない場合もあり、その時は埋め木をして穴を開け直します。今回はその必要がありませんでした。

 

またギアペグからフリクションペグへ、それかギアペグから違うタイプのギアペグへといった場合には木部に開いたネジ穴が見えてしまう場合もあり、その時はネジ穴を丸棒で埋める必要も。また完全に分からなくするにはヘッド裏に突板等を貼らなくてはいけませんし、塗装も必要になってくるので少々手間のかかる修理になります。今回は最も手間のかからないペグ交換修理でした。

 

取り付けたギアペグは後藤ガットの UK-12。ギアペグはフリクションより重いのでヘッド落ちが気になるところですが、この UK-12 は超軽量で軽いのでヘッドの重さがほとんど気になりません。さすが世界の GOTOH です。


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