ウクレレ上塗り塗装(グロスフィニッシュ)について2016.02.13
中塗り塗装後のサンディング作業で一旦は塗装面の艶が無くなりますが、グロス仕上げの吹付け塗装を行うと中塗り以上の艶が蘇ります。光沢の艶はより一層増し、その後の水研ぎ・バフ作業でピカピカに仕上がります。艶消し塗装(サテンフィニッシュ)もたまに行いますが、艶消しは吹きっぱなしでそのまま仕上がりですがグロス仕上げは一定期間乾かした後、水研ぎ・バフ工程で磨き上げる必要があります。
塗装は垂れる一歩手前を狙って吹き付けます。塗膜が薄いと仕上げ工程で剥げてしまいますし、厚吹きだと吹いてるそばから塗料が垂れてしまいます。塗料の粘度も濃いとスプレーガンの口に詰まってしまいますし、サラサラに薄いと簡単に垂れてしまいます。
塗料の粘度を丁度いい具合に調合し、尚且つスプレーガンの空気圧やパターン・吹き出し量等を調整して初めてスムーズに塗装工程がはかどります。どこか一つでもおろそかにすると途端に塗装の具合が悪くなり仕事が止まってしまうことも。結構シビアな調整が必要だったりもします。
昨日は吹き付け用のスプレーガンの調子がいまいちで少しもたついてしまいました。そろそろ新調した方がいいかも。なので昨日中には終わらず今日も数回吹き付けて塗装が完了です。1週間程度乾かしてからいよいよ完成になります。