ウクレレラッカーフィニッシュ2016.08.25
最近は台風が立て続けに来たりで塗装をするにも湿度が高すぎてどうしようもないですが、何とか終了しました。写真は塗装する前のもの。この時期は湿度が高いのでその対策が必須です。ラッカー塗装でのいわゆる「かぶり」の原因は高湿度ですので、それ対応のシンナーを使う必要があります。揮発の遅い専用シンナーを使うことで湿度が高い環境でも塗装面がかぶることを防いでくれます。
湿度が高い状態でそのまま対策せずラッカークリアを吹き付けると吹いたその場から塗装面が白濁してきます。これは湿度が影響していて湿度が高ければ高いほど白く濁ります。本当ひどいと塗装面が一面真っ白なんてことも。そのため揮発の遅い専用シンナーを少量塗料に混ぜることでそうなることを防いでくれます。湿度の高い春から夏にかけては欠かせないシンナーです。
日本は湿度変化の激しい国。楽器にとっては湿度が高い状態よりも変化が激しい状態のほうが良くないので、日本ではなかなか難しですが、除湿器や加湿器等で少しでも湿度管理をしてやることである程度ウクレレにとっていい状態を保つことができます。まあ、でもしなくてもハワイアンコアは乾燥していればそれほど狂うこともないので、何とかなってしまうようではありますが。