フレット打ち替え修理2024.03.16

フレット打ち替え修理

 

ウクレレのフレット打ち替え修理。ちょうど2台あったので一緒に打ち替えました。1台はコンサートで12フレットまで。それ以降のフレットは必要ないということでフレットの代わりに白線を埋め込みました。フレット溝は大抵0.5〜6mm程度なので0.5mmの白線がちょうどいい感じで入りました。もう1台はテナーのギターフレット。最初ネック矯正修理でやってきたのですが、見てみると指板面が波打っていたので、流石にこれで矯正は無理だろうと打ち替えになりました。

 

フレット打ち替え修理

 

 

このテナーはボルトオンネックでウクレレでは珍しいですが、でも最近では増えてきているみたい。ネックヒールの接合部に隙間ができていたので、ネジを締めたらネックが波打ってしまったようです。ネック矯正は綺麗な順反りや逆反りだと治ることが多いですが、波打ったネックは流石に矯正不可なので、面倒でも打ち替えました。指板面を削って打ち替えれば綺麗に真っ平になるので、やはり打ち替えないと治りません。弦高1.8mm指定でこれは流石にビレる高さですが、そこは納得してもらって、多少ビレっぽい感じでしたがまあ許容範囲でしょう。


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