ウクレレの甲付け2016.02.01
ウクレレの横板に表板と裏板を接着することを甲付けと言います。表板が出来上がりましたので、今日は甲付け作業です。表板のロゼッタ装飾は今回もロープ柄あり、貝装飾ありと色々。貝もグリーンアバロン貝とパウア貝の2種類でどちらもいい感じです。オーストラリアからパウア貝がそろそろ届くはずなので、届いたらテナーウクレレのボディ外周に巻きます。
表板のブレースを貼ったり甲付け作業の日はなるべく天気のいい日に行いたいところです。先日は雨が降りましたが、ここ何日かは天気が良かったので丁度良かったです。除湿機や場合によっては加湿器等使って温度湿度を調整します。
甲付け作業を行う場合、必ず横板を型に嵌めて行います。型に嵌めないと横板が歪んでしまいボディ全体が捻じれてしまうことも。パイナップルウクレレ用の甲付け用型がまだ作っていなかったので外周罫書き用のテンプレートに嵌めて。バインディング溝を掘るまで外すことができませんが、これでも問題ありません。
マスターグレードコアのテナーウクレレのボディ内側には塗装を施す予定。ハワイアンコアはそれほど動きやすい木ではないので、あまり必要はないかもしれませんが一応高級機種なので。内側を吹き付け塗装を行ってから表板を張り付けます。