牛骨ナットの再接着とUPTペグ交換2016.07.11

牛骨ナット再接着とUPTペグ交換

 

以前修理したウクレレの上ナットが取れてしまったみたいなのでもう一度接着しなおします。合わせてペグを GOTOH のギアペグから UPT へ交換します。この箱入りUPTはご依頼主からの持ち込みです。それでも全然かまいません。私が取り寄せる時はバルク品状態の簡易包装しかしてくれませんが、一般用ではキチンと箱入りで売られています。

 

このウクレレはナット溝がないタイプなので牛骨ナットが木部に直接接着されています。こういった場合、私は瞬間接着剤で固定しますが、瞬間はちょっとした衝撃に弱いというデメリットが。ナットは後々交換する可能性があるパーツなので簡単に外れやすくしたいのですが、取れてしまってはしょうがないのでもう少し強固に固定します。今回はエポキシ系の接着材で接着しました。

 

GOTOH UPTペグ

 

ペグは GOTOH のギアペグから UPT ペグへ。穴を UPT 用に大きく開けなおして取り付けるだけですが、ここでちょっとした問題が。ヘッド形状が先細りタイプなので 2,3 弦用のペグが UPT だとちょっと接近しすぎてしまいます。ギアペグなら関係ありませんでしたが、UPT だと近すぎてちょっと窮屈。なので穴をそれぞれできるだけ外側へずらして取り付けます。しかし穴の関係上あまり外側へはできず、操作がちょっと窮屈ですがでもなんとか。

 

UPT-UB8-CW

 

ギアペグを取り外すと固定ねじ穴が丸見えになってしまいます。穴に埋め木をしたりヘッド裏に突板を貼り付けたりすることもできますが、今回は見えても構わないということでそのまま取り付けました。


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