ウォルナットウクレレネック材2016.06.13

ウォルナットウクレレネック材

 

オールハワイアンコアのウクレレでネックまでコア材製のものを昔のものでたまに見かけますが、今回はウォルナット・スプルースのコンサートでネック材までカーリーウォルナット材。ネック材になるような木目がなくべく真っ直ぐで前面にカーリー杢が出た材を5台分切ってもらいました。必要なのは1台分ですが予備の為、こういう場合にはいつも多めに頼みます。

 

供給業者はアメリカの楽器専門業者。ハワイアンコアと違いウォルナットは豊富に入手可能だそうですがネック材は本来供給していない業者です。こちらは馴染みでもあるしちょっと無理言って切ってもらいました。ヘッドは接ぎするのでへの字ではなく1枚もののウォルナット材です。

 

カーリーウォルナット材に限らず、ハワイアンコアやカーリーメイプルでも、杢が入った堅木のネック材はどうしても反りやすいのが難点。先日来たネック反り修理のウクレレのネック材もコアでしたが、そうならない為にも内側にエボニーを埋め込む等、何か対策は必要かもしれません。ギターやベースほどではないにしても、弦長の短いウクレレでも反ることはやはりありますので。


Top