カマカ分解修理2023.03.29
古いカマカでボンド劣化が激しく表裏が取れかかっているのがたまに来ますが、今回も同じ症状。表裏は所々隙間があり、表はセンターが接ぎ割れも起こしています。表裏を剥がすとなると通常は熱を加えて剥がしますが、今回はその必要がないくらい劣化が激しい。ヘラを隙間に入れただけで簡単に剥がれてしまいました。まあそうだろうなぁとは思いましたが、中のバスバーも全て剥がれているみたい、一旦全部剥がしてから再接着します。
表板は剥がさないつもりでしたが、ちょっとこれでは剥がさないわけにはいきませんでした。ボンド滓を綺麗にとってからキチンと再接着すれば大丈夫でしょう。最後に艶消し塗装を吹き付けて綺麗に仕上げます。ヘッド上面はデカールロゴが貼ってあるため、ここはいじりません。万が一の塗膜不良の際にやり直しが効かないからです。インレイロゴだと大丈夫なのですが、デカールロゴは貼り付けてあるだけなので、ここだけは手を付けないようにしています。
<追記>
指板までは外しませんでしたが他のほぼ全てのパーツを一旦剥がしてから再接着しました。本家カマカでもこの類の修理は多いようで1年待ちだそうです。艶消しを吹いて綺麗に仕上がりました。