続々・カマカ分解修理2023.04.30
カマカ分解修理が続きます。今回も熱を加えず簡単に剥がれてしまうほどのボンドの劣化が見られ、表板はセンター接ぎまで外れてしまいました。指板以外の全てのパーツを剥がしてから再度きちんと再接着します。ブリッジはまだしっかりと付いていた感じではありますが、ここはテンションが強くかかるところなので、やっぱり一旦剥がした方が良いでしょう。表裏を剥がしてしまうとボディの形が崩れてしまうので、再接着が少し難儀しますがズレないように貼り直します。
カマカに限らずこの頃のウクレレは弦長補正という考えはなかったのでピッチが結構ズレます。折角なのでちゃんと弦長補正した正しい場所へブリッジを貼り付けますが、まあフレット間隔も怪しいし気休めかもしれませんが一応。もちろん正確にピッタリと合う事はありませんので、メーターで測ってズレてるとは言わないでくださいね。
<追記>
分解修理で綺麗に生まれ変わったカマカのホワイトラベル。ラベルにサインが書いてあったのでここはいじらないように保護しながら再接着しました。