フレットのバリ取りと面取り2016.01.07
フレットは指板に溝を切ってそこへ打ち込んだ後にフレット処理をする必要があります。フレット端は指板の際ギリギリでなおかつ斜めに面取りされます。面取りの加減は製作家の考え次第ですが、ウクレレ工房 F’s uke のウクレレはなるべく大きめに、指板そのものも1mm程度削れるくらいに面取りしています。フレットの角も丸くズルズルに、三角ヤスリも使って指が当たっても痛くないよう面取りされます。
フレットは指板に溝を切ってそこへ打ち込んだ後にフレット処理をする必要があります。フレット端は指板の際ギリギリでなおかつ斜めに面取りされます。面取りの加減は製作家の考え次第ですが、ウクレレ工房 F’s uke のウクレレはなるべく大きめに、指板そのものも1mm程度削れるくらいに面取りしています。フレットの角も丸くズルズルに、三角ヤスリも使って指が当たっても痛くないよう面取りされます。
「ホヌ」のインレイのご依頼はよくいただきますが、初めて 「ホヌを・・・」 と言われた時は 「ホヌって・・・?」 でした。「ホヌ」とはハワイ語で海亀のこと。知ったのはご依頼をいただいた後でした。ウクレレはハワイの楽器なので、ホヌやハイビスカス・イルカ等、ハワイにゆかりのあるインレイをよく入れます。中でもホヌはやはり一番ご依頼が多いインレイです。
ハワイアンコアのウクレレのブリッジは通常同じコア材で作りますが、たまに黒檀で作ることもあります。その場合絶対ではありませんが基本的には後付け。黒檀は塗装をしない方が高級感が出ますし、チークオイルで磨いただけの方が質感もいい感じ。バフがけ作業を終えて完全に磨きあがった表板に傷をつけないように慎重に黒檀ブリッジを貼り付けます。
クラシックギターには通常入れることがないサイドポジションマークですが、ウクレレには基本的に指板面のポジションマークと一緒に必ず入れます。5,7,10,12フレットに入れるのが基本ですが、場合によっては3フレットや15フレットにも入れることがあります。中にはサイドポジションマークだけでいいという方もいて、そういった場合には指板面には入れません。
ベルシェイプのウクレレ製作依頼をいただいているので作ります。ソプラノボディのベルシェイプでソプラノ・コンサートの中間スケール。ウクレレ工房 F’s uke ではベルシェイプのウクレレは今回が初めて。ご依頼がなければ作らないシェイプですが、修行時代には散々に作ったウクレレです。