ウクレレ工房 F’s uke 再始動2023.01.10
遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
ようやく片付けが済んで何とかウクレレ製作を再始動します。まだ完全には仕事ができる体制ではありませんが、既に何台かオーダーをいただいているので少しづつ作り出します。また修理もすでに数台届いていますのでこちらも併せて手を付けます。あとはやりながら追々考えていきます。
遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
ようやく片付けが済んで何とかウクレレ製作を再始動します。まだ完全には仕事ができる体制ではありませんが、既に何台かオーダーをいただいているので少しづつ作り出します。また修理もすでに数台届いていますのでこちらも併せて手を付けます。あとはやりながら追々考えていきます。
今までご購入頂いた方々やお問合せ頂いた方々へは既にメール致しましたが、何十人の方々にはメール設定なのか届かなかったようなので、ここで改めて告知致します。当ウクレレ工房 F’s uke は今年いっぱいを目処に埼玉県入間市から茨城県鉾田市へ移転致します。現在小さいながら作業場を建設中です。それでも今の工房と言う名のボロ屋よりかは格段に作業がしやすくなるので、来年以降も引き続きよろしくお願い致します。
古いマーチンソプラノの分解修理です。表板に1箇所、裏板に3箇所割れが入っています。ここまで何箇所も割れが入っていたし、中のバスバーも剥がれているようだったので、分解修理ということになりました。こういった場合、思い切って分解修理してしまった方が、問題箇所をしっかりと治せるので逆に安心だったりします。ソプラノの小さなサウンドホールから色々手を加えることもできますが、バスバー剥がれだけは中々きちんと貼るのが難しいです。
表板が結構派手に割れたウクレレですが、上から押しつぶされた感じで何箇所かに割れが入っています。中のブレーシングもいくつか外れてしまっているようなので、結構重症な部類です。しかし幸い割れ方は素直な縦線で長いですが何とかなりそう。まずは段差になってしまった部分を元に戻してからハタガネで圧着します。中の補強パッチは何箇所も貼り付けることになりますが、中を覗くとピックアップの配線で混雑しているので少し貼りにくそうです。
少し日数が経ってしまいましたがハカランダテナーのローG仕様、ノンカッタウェイが完成してすでに納品済みになります。ロゼッタ・バインディング共にアバロン貝を巻きメイプルバインディング仕様、インレイ類等はなくシンプルながらアバロン貝が巻かれ豪華に見えます。こういうのが個人的には王道的で好みです。デザインに凝るのも全然良いんですが、今回のは派手さ控えめながら音重視のテナーウクレレが完成しました。
マンゴーテナーの裏割れ修理です。目が斜めに流れたマンゴー材で衝撃で割れてしまったよう。斜めに裂けてしまっていて横からの圧着が無理そうなので、中からつっかえをして上から押さえるしかなさそうです。中にはもちろん補強材を貼りますが、裏板の補強材はクランプで圧着しようがないので、貼り付けるだけになりますが、それでも貼らないよりはマシ。最後に裏板全面に艶消しを吹く予定なので、一応綺麗に治ると思うのですが、さてどうでしょう。
指板エンドにイニシャルインレイを入れたスプルース・ローズ・コンサートのロングネック仕様が完成して無事に納品できました。コンサートのロングネックは指板エンドにスペースがあまりないので、19フレット部分にもかかってしまいました。一応自作のイニシャルインレイです。いつもは外注に出すインレイ類ですが、今回は簡単なインレイだし自分で作りました。今は円安だし、その分高く付いてしまって申し訳ないので、自分で出来る簡単なものはなるべく自分で作ります。