カマカソプラノ・ブリッジ再接着2025.07.12

 

 

カマカソプラノ・ブリッジ再接着

 

古いカマカソプラノのブリッジ再接着修理。綺麗に剥がれてくれているので最も簡単に治せる剥がれ方です。表の歪みもほとんどないので、元あった場所にそのまま貼り付けます。また蛸足のブレーシングも貼られておらず、駒裏プレートのみなので、中に当て木を当ててそのままクランプで圧着するだけ。ブリッジの裏側と表板の接着面に残ったボンド滓を綺麗に取り除き、タイトボンドで貼り付けました。

 

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ハワイアンコア埋木修理2025.06.21

ハワイアンコア埋木修理

 

濃い色味のハワイアンコアトップのクラック修理です。乾燥割れで開いているのでこのままでは付かず埋木が必要になります。今回の割れは割と素直な割れ方でそこまで複雑ではないので埋木もそこまで大変ではありません。一応色合わせをしたハワイアンコアの端材を探して薄く削って埋め込みました。溝は0.5〜1mm程度のなるべく細い溝を作り、段差ができないように埋め込み接着しました。

 

ハワイアンコア埋木修理

 

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表割れ・埋木修理2025.06.13

表割れ・埋木修理

 

コアトップの表割れ・埋木修理。乾燥割れなので割れが開いてしまい、そのまま押さえても無理なのでこういった場合は埋木をします。一応色合わせをして埋木をしますが、今回はとてもいい感じに判らなくなってくれました。もちろんよく近くで見れば分かるのですが、修理したことを知らなければまず気が付かないであろう程度には綺麗に行きました。裏から補強もしたのでまず大丈夫でしょう。

 

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表横の割れ修理2025.06.06

表横の割れ修理

 

かなり使い込まれた着色されたウクレレです。表板の端と横板の角部分が割れているようですが、見た目ほど激しい割れではなく、埋木もどうやら必要なさそう。普通に割れ接着で裏から補強します。一応艶有りの塗装なので部分塗装もやってやれないことはありませんが、着色もされているし、あまり綺麗には仕上がらなそう。幸い表横の全体塗装となったので、綺麗に仕上がりました。

 

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オールローズ・コンサート・リフィニッシュ2025.06.02

オールローズ・コンサート・リフィニッシュ

 

茶位のオールローズコンサートの再塗装修理。ローズ系のトップは大抵鳴りづらいものが多いですが、この茶位は意外とよく鳴っています。表板はとても綺麗でそのままいじらず、裏横やネックヒール部分に白いマダラの白濁したところがあり、これは一旦剥離しないと取れないということで、オーバーホールしました。ヘッド部には貝ロゴが入っており、これは薄い貝で剥離すると一緒に取れてしまうのでいじらず、上塗りのみ行いました。表はウレタン塗装だと思うので、裏横ネックも同じウレタンで仕上げました。

 

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