ブリッジ再接着修理2024.09.24
ウクレレブリッジの再接着修理。今回は完全に剥がれているので再接着は簡単、ブリッジ側・表板側双方のボンド滓を綺麗に取り除いてから同じ場所に接着し直します。簡単に剥がれてしまうブリッジは製作者としては考えものですが、修理するには剥がれかけのブリッジより完全に剥がれていた方が修理しやすいのは事実。塗装も着色してあるようなので、傷を入れないように注意しながら同じ場所へ貼り付けます。
ウクレレブリッジの再接着修理。今回は完全に剥がれているので再接着は簡単、ブリッジ側・表板側双方のボンド滓を綺麗に取り除いてから同じ場所に接着し直します。簡単に剥がれてしまうブリッジは製作者としては考えものですが、修理するには剥がれかけのブリッジより完全に剥がれていた方が修理しやすいのは事実。塗装も着色してあるようなので、傷を入れないように注意しながら同じ場所へ貼り付けます。
TUSQサドルの作り替え修理。併せて弦高調整とピッチ調整も行います。ブリッジも一応は弦長補正がされているようなので、ピッチ調整を行えばもう少し改善しそう。弦長補正がされているのに、ピッチ調整はされておらず、ローG弦仕様にも関わらず、弦の接点が一番前になっているのでかなりのシャープ気味。3弦がシャープ気味なのはよくあることですが、今回はローG弦なので4弦もかなりシャープしています。これを少しでも改善できたらです。
カマカのブリッジを引っ掛けタイプから結ぶタイプへ。弦が抜けてしまうということで結ぶタイプのブリッジへの作り替えです。確かに1弦4弦の溝が幅広なのでいかにも抜けそうな感じ。ビーズを中に挟めば行けなくもないですがそれも面倒だし、今回はきちんと結ぶタイプのブリッジへ作り替えます。元々はローズ製ですがより硬いエボニー製へ。ローズだと結ぶ島がこれまた作れてきてしまうこともあるので、硬いエボニーブリッジで頑丈に作りました。
何年か前に製作したオーダーウクレレテナーのボディ底部亀裂補修修理。おそらくエンドピンジャックに強い衝撃が加わったことによる断裂割れになります。木目を断裂するように割れているので、これは完全に判らなくは治りません。ボディ内部につっかえ棒をしてから当て木をして押さえて接着する感じ。表板と裏板にも少し亀裂が入っているので、これも一緒に治します。
スプルースローズウッドのソプラノスケールです。最初ソプラノロングネックでしたが、途中でソプラノスケールへ変更。ネック等作る前の変更だったので特に問題はありませんでした。作業前の変更はたまにありますが、その辺は小回りが効くハンドメイドです。ロゼッタはターコイズ。コンサート用テナー用のターコイズロゼッタは少し在庫が残っていましたが、ソプラノでは流石に少し大きすぎるので、ソプラノ用に小さく作ってもらいました。