カマカ・ナットサドル交換2022.04.10
カマカに限らず最近でこそ弦長補正やピッチ調整が施されたウクレレは良く見かけるようになりましたが、昔のウクレレではされていないこともしばしば。もちろん弦長の短いウクレレではそれらを施してもピッチが正確に合うことはありませんが、でもされていないウクレレは明らかに違和感を感じることも。今回のカマカも弦長補正がされていませんでしたので、ピッチはもちろん合わないし、ローコードでも何か変な感じが。少しでも改善するように治します。
カマカに限らず最近でこそ弦長補正やピッチ調整が施されたウクレレは良く見かけるようになりましたが、昔のウクレレではされていないこともしばしば。もちろん弦長の短いウクレレではそれらを施してもピッチが正確に合うことはありませんが、でもされていないウクレレは明らかに違和感を感じることも。今回のカマカも弦長補正がされていませんでしたので、ピッチはもちろん合わないし、ローコードでも何か変な感じが。少しでも改善するように治します。
スプルーストップにサイドバック・ローズウッドのいつもの組み合わせ。クラシックギター作っていた人間としてはやっぱりこの組み合わせが一番しっくりきます。ストラップピンはうちにも色々在庫がありますが、ご希望のものを送ってもらいました。エンドとネックヒール反対側に一つづつ付いています。ヘッドには今回初めて T.Furubayashi のアバロン貝インレイをラベルに書いてあるフォントと同じ物で自作しました。
クラシックギターブリッジの再接着修理。ギターにしろウクレレにしろたまに塗装の上からブリッジが接着されているものがありますが、まず大抵は取れます。何故そんなやり方するのだろうか?といつも思いますが、まあ他所は他所なので余計なことは言いません。しかもこのギターの塗膜の厚みが驚愕で1mmはあります。なんという厚塗り!ブリッジが取れた勢いで塗膜も一緒に持って行かれたようで、クラックまで入っています。なので表板の再塗装となってしまいました。
まさに至極の一品!細部までこだわりにこだわったプレミアム・カーリーハワイアン・コンサート。表板のカーリーハワイアンコアはもうそう簡単には手に入らない1枚だし、指板やブリッジはハカランダ、ネックはホンジュラスでエボニー挟み、横にはサイドポートが開いてありと、書き出したらキリがないですが、それよりも何よりも音が素晴らしい!そこで喜んで頂けたのが何よりも嬉しかったです。サウンドホールも白蝶貝3連の独特な雰囲気でとても綺麗ですね。
人工象牙のナット・サドルからビンテージボーンへの作り替え交換修理です。ハワイのウクレレは人工象牙のものが多いので、牛骨ナットサドルへ交換依頼がちょくちょく。今回はあえてビンテージボーンでの交換依頼でしたので作り替えました。ビンテージボーンとは無漂白の黄ばみがかった牛骨材。材質も漂白牛骨より硬いので音にも良いとされているようですが、今回はナット・サドル共にビンテージボーンで作り替えました。