ローズ・コンサート・プルメリア・フラガール2023.08.08
仕様は全く同じのスプルース・ローズウッド・コンサート。インレイだけが違う2台ですがようやく完成して納品できました。インレイはプルメリアとフラガール。いつものインレイ屋さんで作ってもらいました。このくらいのインレイは自分でも作れそうだし、実際やってもいいのですが、インレイ関係はいつも外注です。いつもハイビスカスばかりですが今回はプルメリアという花のインレイでちょっと新鮮。フラガールもそれっぽくていい感じに映えています。
仕様は全く同じのスプルース・ローズウッド・コンサート。インレイだけが違う2台ですがようやく完成して納品できました。インレイはプルメリアとフラガール。いつものインレイ屋さんで作ってもらいました。このくらいのインレイは自分でも作れそうだし、実際やってもいいのですが、インレイ関係はいつも外注です。いつもハイビスカスばかりですが今回はプルメリアという花のインレイでちょっと新鮮。フラガールもそれっぽくていい感じに映えています。
ストラップピンは通常ネックヒール反対側もしくはヒールキャップに取り付けます。もし取り外したくなった場合、ヒールキャップなら上から貼り直すことで穴を隠せますが、ネックヒールだと隠せません。今回はローズウッドのヒールキャップを新たに上から貼り付け穴を隠しました。穴には一応マホガニーの丸棒で埋めておきましたが、まあ一応念のためです。最後にその部分だけラッカーを刷毛塗りして磨いて艶を出しました。
中古で手に入れたというF’s のパイナップル・コンサート。その昔作った記憶があるような、ないような、シリアルもまだ若い番号だったので5年以上昔の作品です。ピックアップを取り付けるためお尻に12mmの穴を開けます。Five.O はアクティブピックアップなので内臓のボタン電池が入り、サウンドホール際にはボリュームコントロールが付きます。このピックアップは仕様上、中の配線が混雑するので止金をいくつか付けて配線をまとめるのが、まあ何てことない作業ですがいつも苦労します。
エンドピンジャックを外した後に取り付ける木製ストラップピン。エンドピンジャックを外せば当然12mmの穴が残るので、そこを塞ぐためにも木製ストラップピンを取り付けます。木製ストラップピンにはテーパーが付いていて、12mmの穴そのままでは当然付きません。12mm以上のリーマーが必要ですが、あいにく持っていなかったので、これを機会に購入しました。テーパー具合がストラップピンとちょうどいい感じでピッタリと嵌ってくれました。
少しでもピッチが合うようにとブリッジを貼り替えます。昔のウクレレは弦長補正がされてなく、高音部分でかなりシャープするので、昔の人は気にしなかったけど今の人は気にします。ウクレレのような弦長の短い楽器はそもそもピッチが合いづらいですが、それでも弦長補正とピッチ調整までやれば、普通の耳には違和感ない程度までは改善します。それ以上の正確さを追求しているメーカーもありますが、私はそこまではやらない主義です。