Gストリング再塗装修理2022.07.24

Gストリング再塗装修理

 

たまに見かけるGストリングの塗膜のひび割れ、いわゆるウェザーチェックという症状です。ラッカー塗装でよく言われる症状ですがこの楽器はラッカーではないみたい。ボディの他、ネックやヘッドにも全面にウェザーチェックが入っています。これは板の割れではないので再塗装すれば綺麗に仕上がりますが、でも結構ひび割れがすごい。もうじき塗装作業に入るのでそれと一緒に仕上げます。今回はオーバーホール修理が何台かあるので全て一緒にやってしまいます。

 

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6弦テナーウクレレ2022.07.18

6弦テナーウクレレヘッド

 

オールハワイアンコアで6弦テナーウクレレを製作中です。1弦と3弦が複弦になったタイプの6弦テナーウクレレです。で6弦の場合ヘッド形状は逆テーパーにする必要がある事に作りながら気が付きました。カマカの6弦ウクレレも同じヘッド形状なのはおそらく同じ理由からです。通常のヘッド形状だと複弦の場合、ペグに弦が当たってしまいうまくないので、これを回避するためにはどうしても逆テーパー形状である必要があります。

 

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サウンドホール際破損修理2022.07.08

サウンドホール際破損修理

 

昔作ったハカランダスプルースのサウンドホール際が欠けてしまったようなので治します。こういうロゼッタデザインも昔やってたなぁと懐かしい限りですが、ぶつけて欠けてしまったようです。こういう事を想定して今では補強の突板を内側に貼っていますが、この頃はまだそこまでやってなく、ウクレレの表板は薄いのでちょっとぶつけるとやっぱり欠けてしまいますね。新しく埋木をして治さなければいけません。

 

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マーチンソプラノ・フレット交換2022.06.27

 

 

少し時間が経ってしまいましたがマーチンソプラノのフレット打ち替え修理です。フレットがペチャンコで弾き難いのでもう少し背の高いフレットに打ち替えます。フレットを打ち替える時はまず指板面を綺麗に磨くので、打ち替えると綺麗に仕上がります。指板は手で握る部分で手垢等で汚くなるところなので、打ち替えるとやはり気持ちがいい。フレットも金属バフで綺麗に磨くのでピカピカになります。弦高もいい感じのところで決まったので、特にナットサドルをいじる必要はありませんでした。

 

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カマカ・ナットサドル交換2022.06.12

カマカ・ナットサドル交換

 

カマカテナーのナット・サドル交換修理。ハワイの楽器は人工象牙のものが良く付いているので、それを牛骨製に交換します。弦高は概ね同じくらいにセッティング。音に関しては大抵牛骨にして良くなったと言ってもらえますが、人工象牙にも良さはあると思うのでまあ人それぞれ。今回も牛骨に変えてサスティーンが伸びたようで喜んで頂けたようです。ナットが少し飛び出ていて指に引っ掛かるようだったので、牛骨ではキチンと合わせました。

 

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