茶位コンサート・再塗装修理2022.08.02

茶位コンサート再塗装修理

 

2013年製の茶位コンサートのオーバーホール修理です。自分が茶位を辞めたのは2010年なのでその後の作品。随分と斬新なカラーですが今回オーバーホール再塗装でラッカーを拭き直すので、カラーは取れてしまいメイプルそのものの色合いが出ます。また一緒にピックアップを取り付けるので12mm穴を開けて Aloha Twin を取り付ける予定です。ボディ厚が薄めのコンサートですが、ピックアップ取り付けはまあ問題はないでしょう。

 

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ハカランダコンサート・割れ修理2022.07.27

ハカランダコンサート・割れ修理

 

以前作った最上グレードハカランダのクラック修理です。割れたと聞いてまた乾燥割れかなと思ったのですが、どうやら衝撃による割れのようで裏横の割れと共に表板のスプルースにも亀裂が。特に横板の割れが酷く、陥没気味に断裂してしまっているので、これは流石に分解修理。少し大修理になってしまいますが、まあでもきちんと治せば新品同様になります。せっかく裏板を開けるので割れた箇所はしっかり補強をして治します。

 

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Gストリング再塗装修理2022.07.24

Gストリング再塗装修理

 

たまに見かけるGストリングの塗膜のひび割れ、いわゆるウェザーチェックという症状です。ラッカー塗装でよく言われる症状ですがこの楽器はラッカーではないみたい。ボディの他、ネックやヘッドにも全面にウェザーチェックが入っています。これは板の割れではないので再塗装すれば綺麗に仕上がりますが、でも結構ひび割れがすごい。もうじき塗装作業に入るのでそれと一緒に仕上げます。今回はオーバーホール修理が何台かあるので全て一緒にやってしまいます。

 

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6弦テナーウクレレ2022.07.18

6弦テナーウクレレヘッド

 

オールハワイアンコアで6弦テナーウクレレを製作中です。1弦と3弦が複弦になったタイプの6弦テナーウクレレです。で6弦の場合ヘッド形状は逆テーパーにする必要がある事に作りながら気が付きました。カマカの6弦ウクレレも同じヘッド形状なのはおそらく同じ理由からです。通常のヘッド形状だと複弦の場合、ペグに弦が当たってしまいうまくないので、これを回避するためにはどうしても逆テーパー形状である必要があります。

 

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サウンドホール際破損修理2022.07.08

サウンドホール際破損修理

 

昔作ったハカランダスプルースのサウンドホール際が欠けてしまったようなので治します。こういうロゼッタデザインも昔やってたなぁと懐かしい限りですが、ぶつけて欠けてしまったようです。こういう事を想定して今では補強の突板を内側に貼っていますが、この頃はまだそこまでやってなく、ウクレレの表板は薄いのでちょっとぶつけるとやっぱり欠けてしまいますね。新しく埋木をして治さなければいけません。

 

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