カーリーコア・ソプラノロングネック2022.02.08
完成してからしばらく経ってしまいましたが、ようやく納品できて一安心。とても喜んで頂けたようで良かったです。何年か前にSNSに載せたギラギラカーリーのコア材でオーダーしたいと頼まれ、ずっとストックしておいたハワイアンコアのセット。塗装をしたらさぞかし凄い杢が出るだろうなぁと思っていましたが、やっぱり凄かった!ネックも綺麗なカーリーハワイアンコア材で3枚重ねで作りました。
完成してからしばらく経ってしまいましたが、ようやく納品できて一安心。とても喜んで頂けたようで良かったです。何年か前にSNSに載せたギラギラカーリーのコア材でオーダーしたいと頼まれ、ずっとストックしておいたハワイアンコアのセット。塗装をしたらさぞかし凄い杢が出るだろうなぁと思っていましたが、やっぱり凄かった!ネックも綺麗なカーリーハワイアンコア材で3枚重ねで作りました。
ウクレレは木製楽器なのでどうしても割れることがあり、ぶつけても割れますし乾燥で自然に割れることもあります。ぶつけた衝撃で割れた場合は大抵圧着するだけで治るので簡単ですが、乾燥割れは隙間が開いてきてしまうので、その場合は埋木します。強引に圧着してもいずれまた割れてくると思うので仕方ありません。コアは色合いがマチマチなので色合わせが難しく、どうしても判ってしまいますがそれでもなるべく同系統の端材を使って色合わせを行います。
スプルース・ハカランダのコンサートウクレレ2台。デザイン仕様は全て同じのウクレレですが指板インレイがハイビスカスと椰子の木でワンポイントが異なっています。同じウクレレ教室に通う生徒さん仲間のようで先生と同じウクレレに憧れてですね。先生のハカランダコンサートは大変弾き込まれてかなり鳴って来ていますが、スプルースは弾き込めば弾き込むほど鳴ってくるので、この新しいハカランダコンサートも是非弾き込んで鳴らしてあげて下さい。
1弦を留める結び部分が潰れてしまっているので治します。他の弦はまだ特に問題はなさそうですが、1弦だけが強烈に食い込んでいます。弦を結ぶ島が小さめなのと、弦穴が上方に開いているので、まあこうなるだろうなぁという症状。飾りのパフリングが潰れてしまっているので、一応熱を加えてやってみますが修復できなければ飾り部分だけ作り直します。黒檀ブリッジですがどうしても結ぶ島が小さいので、今後は結ばないほうがいいかも。飾りはボディパフリングやヘッドにも同じものが入っているので、なんとかオリジナルを修復したいところですが、無理なら似たもので新たに作り替えます。
年末ギリギリまで仕事してからのおざなりの大掃除が近年のパターンですが、今年も30日までかかってようやく塗装が終わりました。これでようやくお正月休み、休み明けたら仕上げに入ります。でも年内に塗装まで終わって良かった、今回はギターがあり、ギター修理がありと仕事が遅れ遅れになっていたので、最悪年明けの塗装となりそうでしたが何とかなりました。正月休みがちょうど塗装の乾燥期間にできたので思惑通りになりました。裏庭に何故か咲いた赤い紅葉、もう枯れてしまいましたが来年は良い年になるお告げだと良い意味に捉えましょう。