トップクリアフィニッシュ作業2022.03.15
ようやく上塗りクリアフィニッシュ作業が完了して一段落。最近は吹き付けガンの調子がとてもよく作業が快適に捗ります。以前はよくトラブルを起こした吹き付けガンでしたが、独立してすぐに購入した岩田のスプレーガンも早10年以上。もうかなりガタが来ているはずなのに最近はやけに調子が良い。春になってきて暖かく塗装作業も快適に行えました。
ようやく上塗りクリアフィニッシュ作業が完了して一段落。最近は吹き付けガンの調子がとてもよく作業が快適に捗ります。以前はよくトラブルを起こした吹き付けガンでしたが、独立してすぐに購入した岩田のスプレーガンも早10年以上。もうかなりガタが来ているはずなのに最近はやけに調子が良い。春になってきて暖かく塗装作業も快適に行えました。
古いマーチンウクレレの裏板割れ修理。かなりクラックが全面に何箇所も入っていて、中を覗くとどうやら素人修理がされている模様。ここまで酷いと本来は裏板交換修理が妥当だと思いますが、ご依頼主のご希望で裏板交換はせずにオリジナルを活かそうということに。ということで裏板を一旦剥がします。割れた箇所は何箇所か埋木が必要で裏からの補強パッチも必要。最終的には艶消し塗装をふくのでやってみなければ分かりませんが、まあ何とか綺麗にはなるかな?
年代物の古いKeliiウクレレ。何十年経っているのか分かりませんが、ボンドの劣化が激しいようで中のバスバー類が思いっきり剥がれているみたい。サウンドホールから覗くと裏板バスバーがブランブラン状態でこれはもうどうしようもないので裏板開けます。多少の隙間ならボンド入れて接着もできますが、ほぼ取れかかっているバスバーは一旦剥がしてから再接着が必要。なので分解修理になります。
コンサートウクレレの少しゴツいブリッジを作り替えます。弦を引っ掛けるタイプのものから結ぶタイプにしたいというリクエスト。元々のブリッジはウェンンジ材のようですが、ウェンジはほとんど使うことがないので、探せば出てくるかもしれませんがローズウッドで作り替えることになりました。大きさや形状はこのまま同じようにコピーします。塗装もしてほしいということなので塗装をしてからブリッジを再接着します。付いているブリッジはとりあえず隙間もないようなので、このまま削り取ってしまいます。
コア表板のトップ落ちで弦高が2mmを切るほど低くビレが出ていたので、サドル交換だけでも何とかなりそうでしたが、フレットもかなり擦り減っていてペチャンコだったので折角だからとフレット交換も行いました。ネックの反り具合は特に問題なさそうだったので、指板面を平らに軽く磨いてからフレットを打ち替えました。指板はどうしても汚くよごれてくるのでフレット交換でバフを掛ければ綺麗になりやっぱり気持ちいいです。