サウンドホールのロゼッタ装飾2016.03.28
サウンドホールのロゼッタ装飾はサウンドホールを開ける前にまずはボール盤の専用治具で溝を掘り、貝装飾等を埋め込みます。どんな装飾を埋め込むかで当然溝の幅も変わってくるので、幅の違う刃を何種類も用意してあります。装飾を埋め込み平らに削ってから最後にサウンドホールを開ける工程です。
サウンドホールのロゼッタ装飾はサウンドホールを開ける前にまずはボール盤の専用治具で溝を掘り、貝装飾等を埋め込みます。どんな装飾を埋め込むかで当然溝の幅も変わってくるので、幅の違う刃を何種類も用意してあります。装飾を埋め込み平らに削ってから最後にサウンドホールを開ける工程です。
古い楽器なのであちこち傷だらけではありますが、特に故障個所もなく程度のいいよく鳴るマーチンのソプラノウクレレです。今回ブリッジをマホガニー製からエボニー製のものに交換しました。弦を結わくタイプのものにしても良かったですが、ソプラノはブリッジ幅が狭く窮屈になりそうだったので、弦を引掛けるやり方はそのままで作り直しました。
テナーウクレレのネック逆反り修理です。専用の自作ネックヒーターで指板を熱してから約1週間固定していましたが、ネックがほぼ真っ直ぐな状態になってくれました。このままの状態で安定してくれれば成功です。もし時間が経って再度逆反りしてくるようだと、後はフレット交換か更にひどいとネック自体交換になってしまうかもしれません。
ウクレレの艶消し塗装は通常ほとんど行いませんが、たまに修理等で必要になった場合のみ行うことがあります。今回のブリッジ交換修理のウクレレが艶消し塗装でしたので、横裏と同じように表板のみ艶消し塗装を吹きました。ちなみに艶有り塗装はグロスフィニッシュ、艶消し塗装はマットフィニッシュとかサテンフィニッシュ(半光沢)と呼ばれます。
ブリッジ交換のソプラノウクレレ2台の接着がようやくできました。1台はブリッジの接着位置が間違っていたのでブリッジを作り直して再接着、もう1台はマホガニーのブリッジの弦を通す溝が広がってしまっていたので、黒檀でブリッジを作り直しての再接着修理です。ブリッジ接着はテンションがかかる場所でもあるので必ず1晩固定し続けて、完全に硬化するまでクランプは外しません。