ウクレレのパフリングについて2016.01.31
ウクレレのパフリングです。パフリングとはバインディングの内側に巻く装飾のこと。修行時代は突板を染めるところから全て自分たちで作っていましたが、現在では業者からの取り寄せ。一時期パフリング作りもしてみましたが、狭い工房ではあまりにも煩雑で手間がかかってしまうので現在では作りません。基本的に木製のパフリングが主ですが一部セルロイド系のパフリングやバインディングも揃えています。
ウクレレのパフリングです。パフリングとはバインディングの内側に巻く装飾のこと。修行時代は突板を染めるところから全て自分たちで作っていましたが、現在では業者からの取り寄せ。一時期パフリング作りもしてみましたが、狭い工房ではあまりにも煩雑で手間がかかってしまうので現在では作りません。基本的に木製のパフリングが主ですが一部セルロイド系のパフリングやバインディングも揃えています。
ベニヤ製とはいえ、木のぬくもりのある手作りウクレレスタンドです。化粧板が綺麗なラワンの上ベニヤ製。F’s uke の焼印入りです。今のところ、楽器の大きさに合わせてベビーウクレレ用、ソプラノ・コンサート共用、テナーウクレレ用の3種類があります。単板でも作れますが、足の部分の強度が少し不安があるので1枚板でなく3枚くらい貼り合わせて強度を出します。
ウクレレ工房 F’s uke のフレット打ちのやり方は茶位工房時代から一貫して変わらず、ネックに接着し、棹削りが終わった後に行います。よく接着前の指板に先にフレットを打つ製作家がいますが、よくそんなことができるなぁと感心してしまいます。先に打つ場合にはネックの接着面を完全な平面にする必要がありますし、棹を削って微妙に逆反ったりしたら対処のしようが無いと思うのですが。
今回直接ご注文いただいたウクレレのヘッド達です。テナーウクレレ、コンサートウクレレ、ベビーウクレレと色々ですがヘッド形状はマーチンタイプのものばかり。ベビーウクレレのヘッドは厚さ10mmでいつもより一回り小さく。あと某有名プレーヤーのモデルと同じものをということで、ハカランダ天神にコアバインディングの豪華仕様です。
クラシックギターでは指板バインディングはおろかサイドも含めポジションマークすらも通常入れませんが、それ以外ギター・ウクレレ等では主に高級機種で指板バインディングが貼られます。今回はそれぞれご注文に応じて、メイプルバインディングやハワイアンコアバインディング、ローズウッドバインディング等色々。ローズは黒檀と色がかぶるので白の突板を挟みました。