ウクレレ用クラシカル・ロゼッタ2019.03.31
ありそうでないウクレレ用のクラシカル・ロゼッタ。日本の業者さんで作ってもらえることは知っていますが、海外で作っている同業者がいたので何度か購入しています。自分で作れと言う話もありますが、色々なデザインも揃っているし他のパフリングと組み合わせると結構綺麗なので、最近はいつもこれ。ウクレレがクラシックギターのウクレレ教室に行くことも多いので、こういうのは喜ばれるみたいです。
ありそうでないウクレレ用のクラシカル・ロゼッタ。日本の業者さんで作ってもらえることは知っていますが、海外で作っている同業者がいたので何度か購入しています。自分で作れと言う話もありますが、色々なデザインも揃っているし他のパフリングと組み合わせると結構綺麗なので、最近はいつもこれ。ウクレレがクラシックギターのウクレレ教室に行くことも多いので、こういうのは喜ばれるみたいです。
ウクレレの横板削り。表側はドラムサンダーに通してまっ平、裏側はベルトサンダーで大まかなカーブに仕上げてから手鉋で微調整といった流れです。下ブロックと上ブロックの高さを変えて、上に行くにしたがってテーパーをつけるやり方ですが、このテーパー具合はクラシックギターは弱く、アコースティックはそれより強く、でこのメイプルテナーの横板はさらにそれよりきついテーパーが付いてしまいました。
ピックアップの取付けはボディ底部に12㎜の穴を、ブリッジサドル溝の端に3㎜程度の穴を開けてから取付けます。取付け方法は大体皆同じで、ブリッジサドル溝からピエゾマイクのコードを入れサウンドホールから一旦引っ張り出し、エンドピンジャックに繋げてからそれをお尻に固定する。ただ今回の MiSi や Five-O に関しては採用されている紐状のエレメントマイクのせいで取付けが若干面倒ではあります。
接ぎ割れ修理です。接ぎ割れに限らずボディのクラックには自然に割れた場合と衝撃で割れた場合があり、後者のほうが簡単に治せます。自然に乾燥で割れると木が縮んで開いてきてしまうので、その場合は埋木をする必要があります。今回の接ぎ割れも当然開いてしまっていたので、薄い板を埋木してから裏側に補強パッチを貼り付け、表板のみ再塗装をしました。
ご依頼主はすでに私のウクレレを所有されている方のよう、2台目にとコンサートウクレレにサインを入れて欲しいというご依頼でした。ウクレレ自体はいつもの F’s 03 コンサートウクレレ、ブリッジ横にレーザー彫刻機でネームを入れ、裏板には自筆のサインを入れました。ヘッドや指板に入れることが多いネームですが、今回はブリッジ横ということで、位置や角度を確認してボディになる前に入れてしまいました。