ハカランダ・F’s コンサートウクレレ2019.11.03
ハカランダでも特にいい材をと頼まれると、ちょっと勿体ないかと言いつつとっておきのを使ってしまうのですが、今回の1台もまあそれは何とも見事な派手派手ブラジリアン。高級な希少材とはいえ、在庫はまだまだたくさんあるのでとっておきの板を使ってしまいましたー。ハカランダは音が別格な材料ですが、木目を楽しむという点でも今回のはこれぞハカランダといった風格!
ハカランダでも特にいい材をと頼まれると、ちょっと勿体ないかと言いつつとっておきのを使ってしまうのですが、今回の1台もまあそれは何とも見事な派手派手ブラジリアン。高級な希少材とはいえ、在庫はまだまだたくさんあるのでとっておきの板を使ってしまいましたー。ハカランダは音が別格な材料ですが、木目を楽しむという点でも今回のはこれぞハカランダといった風格!
まあ本当よく取れるもんだと思いつつ、ブリッジ剥がれ修理は確かによく来ます。このボディの大きさのこのブリッジで、ウクレレ弦のテンションはやっぱり強すぎるんだろうなぁとは思うものの、とりあえず付けるしかないので残ったボンド滓を取り除き、しっかりと圧着して再接着します。裏からブリッジをネジ留めしてあるウクレレを以前見ましたがさすがにそこまでしたくはないなぁと、大体サウンドホールから手入らないし。
ウェブサイトに掲載されているコアウクレレと同じ板がいいと言われたものの、すでに何年も前に作ったウクレレなのでテナーサイズでは残っておらず、でも何とか似た感じのコア材を探し出し…ってあまり似ていないか、でも綺麗なカーリーコア材なので気に入って頂けたよう。二重の白蝶貝ロゼッタも綺麗だし、音も良く鳴っていたので、とても良いテナーが出来ました。
以前ネック外れでやって来た古いカマカのパイナップル、色々問題箇所が多く見られたのでちゃんと治して欲しいと再度やってきました。ということでもはや分解修理という感じですが治します。表裏の接ぎ割れからバスバー外れ等々、裏板を一旦剥がして問題箇所を治してから再度貼り直しました。塗装も綺麗に剥離してから再塗装、綺麗に蘇りましたよ。
それはそれは見事なカーリーハワイアンコアのマスターグレード、いつまでこれほど凄い材を使えるのかと思いつつ、オールハワイアンコアのテナーウクレレが完成してすでに納品済み。テナーウクレレボディにコンサート・テナーの中間スケール・ショートネック仕様という変わり種ですが、デザインやネックシェイプ等、細部に渡りこだわりの1台がようやく完成しました。