カマカ・ナットサドル交換修理2020.03.29
カマカのコンサートとテナー、ナットサドル交換修理になります。テナーは人工象牙から牛骨へ、コンサートは牛骨サドルの作り替えです。共に弦高は2㎜ちょうど。2㎜弦高は中々低めですが、2台ともネックの状態も悪くないし弾く方もかなり弾ける方のようで、強く弾けばやはりちょっとビレっぽくはなりますが、後はテクニックでカバーしてもらいましょう。
カマカのコンサートとテナー、ナットサドル交換修理になります。テナーは人工象牙から牛骨へ、コンサートは牛骨サドルの作り替えです。共に弦高は2㎜ちょうど。2㎜弦高は中々低めですが、2台ともネックの状態も悪くないし弾く方もかなり弾ける方のようで、強く弾けばやはりちょっとビレっぽくはなりますが、後はテクニックでカバーしてもらいましょう。
普段ウクレレに打つフレットはウクレレ用というよりマンドリン用として売られている細く背の低いもの。たまにギター用フレットのほうが弾きやすいので打って欲しいと言われることもあり在庫も一応ありますが、前回のフレット打ちの際、フレットが足りなくなってしまい急遽何台かギター用フレットを打ったところ、問屋さんから古いギター用フレットをもらいました。
カマカテナーの大きなテナーボディをコンサートロングネック用にダウンサイズした、コンサートというかテナーというか、ボディの大きさが微妙ですがサイズ的にはテナーのほうが近いかも。スケールはコンサートロングネックで18フレット仕様、カマカのサウンドホールは少し上側に付いているのでその辺は踏襲して、ブリッジ位置も少し上に付きますが特におかしくはありません。
表板のみならず裏横・ネックにまで塗装のクラックが全面に入ってしまったレイラニ・ウクレレ。一旦塗装を全面剥離してから新品同様に仕上げるオーバーホール修理です。ヘッドにロゴマークが入っているとヘッド面だけやらないこともありますが、今回はロゴマークも入っていないので気にせず剥離できます。とはいえ剥離剤が今回あまり反応してくれなかったので、結果ほとんどカリカリと削り取った感じになりました。
オールハワイアンコア・コンサートでロングネック仕様です。ヘッド裏にはご依頼主のネーム彫刻とヘッド面には小さなリスの模様を入れましたが写真は撮り忘れてしまいました。モザイクロゼッタはご依頼があった場合にのみたまにやるデザインですが、昔見よう見まねで作った簡易的なもの、とはいえ作る手間や埋め込む手間がちょっとかかるのでオプション扱いです。