コアロハ落下事故・割れ修理2020.04.28
落下事故によるコアロハの表割れ修理。2か所の亀裂で結構派手に割れてしまっています。コアロハはバインディングもライニングも入っていないので、落とすと結構簡単に割れてしまうみたいで、ちょくちょく修理にやって来ます。そして割れる時は結構派手に割れることが多いのも、衝撃がダイレクトに板に伝わるからでしょう、ということで治します。
落下事故によるコアロハの表割れ修理。2か所の亀裂で結構派手に割れてしまっています。コアロハはバインディングもライニングも入っていないので、落とすと結構簡単に割れてしまうみたいで、ちょくちょく修理にやって来ます。そして割れる時は結構派手に割れることが多いのも、衝撃がダイレクトに板に伝わるからでしょう、ということで治します。
通常はギターの修理は受けないことにしていますが今回は特別。ご近所の方で持ち込んで頂けるのでまあいいでしょうと。遠方からギターを発送なんてことになると大変ですが、取りに来て頂けるならまあ何とかやります。それに近々ウクレレ製作の合間を見てギター製作もそろそろ始めようかとも思っているので予行演習にいいかも。オーバーホールで新品同様ピカピカに仕上げます。
古いカマカを中古で手に入れたそうであまり状態は良くありません。表板センター部分の接ぎ割れと裏板にも乾燥割れが入っています。それでどうやらこのカマカ、すでに一度修理されているみたいで裏板割れは治してある形跡が・・・再修理は少し手間がかかりますが何とかやってみます。表裏共に埋木が必要になりそうなので埋木してから艶消し塗装を吹き付ける予定です。
コンサートでラウンドカッタウェイでしかもなで肩タイプなのでカーブがとてもキツく、さらにジリコテという普段あまり馴染みのない材料。カッタウェイ部分は通常少し薄めに削りますが、このジリコテはちょっと曲がり難くかなり薄くしなければ曲がりませんでした。木は曲げると強度が出るのでこの薄さでも問題ないと思いますが、パイプ曲げだし少々難儀でした。
カマカのコンサートとテナー、ナットサドル交換修理になります。テナーは人工象牙から牛骨へ、コンサートは牛骨サドルの作り替えです。共に弦高は2㎜ちょうど。2㎜弦高は中々低めですが、2台ともネックの状態も悪くないし弾く方もかなり弾ける方のようで、強く弾けばやはりちょっとビレっぽくはなりますが、後はテクニックでカバーしてもらいましょう。