ウクレレペグの不具合・軋み2017.09.18
このカマカ100周年モデルのペグ不具合を治すのはこれで2台目。全てのペグで回すとギシギシ軋む音がします。ナット溝が狭くて弦が軋む場合もありますが、この症状はペグ穴によるもの、前回と全く同じ症状でした。カマカの工場は全てオートメーション化されていると聞いたことがありますが、同じように作っているのなら他にもこの症状が出たモデルがあるのかもしれません。
このカマカ100周年モデルのペグ不具合を治すのはこれで2台目。全てのペグで回すとギシギシ軋む音がします。ナット溝が狭くて弦が軋む場合もありますが、この症状はペグ穴によるもの、前回と全く同じ症状でした。カマカの工場は全てオートメーション化されていると聞いたことがありますが、同じように作っているのなら他にもこの症状が出たモデルがあるのかもしれません。
ラッカー上塗り塗装が無事終了して、ようやくひと段落付きます。これから1週間程度乾燥させて仕上げになります。今回の塗装は泡を吹いたりピンホールが発生したりといったトラブルもなくいい感じで進みました。修理も併せて合計22本の塗装だったので1日で終わるかと心配でしたが、塗装器具も故障なくテンポ良く吹き付け塗装ができたので良かったです。
木地磨きとは髪の毛の中まで粉まみれになることとイコールなので、とっとと終わらせて塗装に入りたいものですが、さすがに20本もあれば当然1日では終わりません。ので丸2日間、日がな一日朝から晩までひたすら磨いて、もうこれ以上は嫌とうんざりしたころにやっと終了です。本当は昨日のうちに下塗り塗装に入りたかったのですが、木地磨きが終わったのが夜8時なのでちょっと無理でした。
ミニチュアウクレレを入れれば計20台のウクレレボディたち。明日ようやくネックが付きます。一時的だとは思いますが、でもさすがにちょっと多すぎな気もします。そして次回ラインでも20台近く作らなくてはいけなくなりそう。てんてこ舞いな日々が続きます。昼も夜も関係なくというほどではないにしろ、基本的に休みは不定期。う~ん、体が資本な仕事なのでこんなやり方ではいけないとは思いつつ、仕事ばかりしています。
いっそのこと綺麗に剥がれていてくれたほうが修理がしやすいブリッジ剥がれ修理。今回は古いカマカのブリッジ剥がれ修理です。長期保管されていたようでブリッジが綺麗に飛んでくれています。表板の歪みも特別ありませんので、これは単に接着し直せば治ります。表板側、ブリッジ裏側共に残ったボンドは綺麗に取り除き、接着位置を確認後クランプで固定します。カマカはちゃんと弦長補正されていることが多いので、元あった場所に接着するだけです。