ストラップピン旋盤加工2018.02.19
左利き用アーチトップウクレレにストラップピンを。元々付いていたストラップピンはちょっと背が低く、また1段下がったヒールキャップに付いていたのでストラップをしっかりと付けることが出来ず、外れやすいという難点がありました。のでもっと背の高いストラップピンを縞黒檀削り出しで作り直します。こんな時こそ木工旋盤の出番、すっかりミニチュアウクレレ用ペグ加工機と成り下がっていた旋盤ですが、今回は役に立ちました。
左利き用アーチトップウクレレにストラップピンを。元々付いていたストラップピンはちょっと背が低く、また1段下がったヒールキャップに付いていたのでストラップをしっかりと付けることが出来ず、外れやすいという難点がありました。のでもっと背の高いストラップピンを縞黒檀削り出しで作り直します。こんな時こそ木工旋盤の出番、すっかりミニチュアウクレレ用ペグ加工機と成り下がっていた旋盤ですが、今回は役に立ちました。
自然に割れたという事でやって来た表板のクラックリペア。自然に乾燥で割れてしまった場合には大抵埋木が必要になるのですが、良く見てみると表板が全体的に凹んでしまっています。これはちょっと酷い、まだ綺麗な楽器なので買ってから日が経っていない感じだし、自分だったらさすがにクレーム対応レベルなので念のためにメーカーに聞いてみたら?ということに。ハワイで買われたらしいですが、見事返品交換になりました、何でも聞いてみるものです。
音のためなのか製作工程の省略のためなのか、はたまたその両方か、とにかくライニングの貼っていないウクレレはちょっとした衝撃ですぐに割れてしまいます。今回のマーチンウクレレもそう、表にクラックが入りライニングがないためそのまま横板にまで割れが伝染、その部分の表板も一部剥がれていたので横板の形が少し歪んでしまっていました。なので1度には接着できず3回に分けてそれぞれ接着しました。
昨日中にどうしても吹き終わらず、今日午前中もう少し吹いてからようやく乾燥期間に入れます。今回はとにかく本数が多く仕様も様々だったのでかなり時間がかかってしまいました。修理楽器も何台か溜まってしまっているので、それもやらなくてはいけません。塗装が終わると通常は何日か休みを取るのですが、今回はまあ休み無しで仕事を続けます。完成してから少し休みが取れれば・・・。
ようやっとウクレレの木地磨きが終わり塗装に入りました。やっぱり本数が多いと1日では磨き終わらずに2日3日と粉まみれになりながら日がな一日研磨です。木地磨きは換気扇を回して行うので部屋を暖めても意味がなく、足元のストーブだけで凍えながらとにかく磨き倒します。外で雪が降ってても暖房付けずに換気扇回して・・・まあ地獄ですがでもこんなこと昔からやってるので慣れてしまいました。