ストラップピン取り付け修理2017.03.09
ウクレレにストラップピンを取り付けてほしいというご依頼はよくいただきます。ソプラノはまだしもコンサートやテナーウクレレのように大きくなってくるとどうしても抱えたまま弾くのが大変なので、ストラップを肩から掛けて。ストラップピン2ヵ所でストラップを掛けるやり方がオーソドックスですが、エンドピン1か所でヘッドに結わくやり方やそもそもストラップピンを使わずサウンドホールに引っ掛けるタイプなど、色々な製品が出ています。
ウクレレにストラップピンを取り付けてほしいというご依頼はよくいただきます。ソプラノはまだしもコンサートやテナーウクレレのように大きくなってくるとどうしても抱えたまま弾くのが大変なので、ストラップを肩から掛けて。ストラップピン2ヵ所でストラップを掛けるやり方がオーソドックスですが、エンドピン1か所でヘッドに結わくやり方やそもそもストラップピンを使わずサウンドホールに引っ掛けるタイプなど、色々な製品が出ています。
次はベルシェイプやパイナップルを中心にソプラノからテナーまで何台か制作するので胴組み型をいくつか作りました。ベルシェイプはソプラノ用とテナー用を、パイナップルは今回初めてのソプラノ用です。同じベルシェイプでもソプラノ用、コンサート用、テナー用とそれぞれ単純に縮小・拡大すればいいわけでなく、形のバランスを見ながら横または縦に多少伸ばしてみたり肩を広げてみたりと色々。パイナップルもソプラノだと少し細長くなってしまうので横に少し広げました。
ラッカーフィニッシュの吹き付け塗装が終わり現在乾燥期間中です。冬場なので暖房も使いつつ1週間程度、乾燥させてから仕上げに入ります。冬場は温度が低いので暖房で温度を上げるとはいえ、急激に上げると逆に不具合が出ることもあり得るのでじんわりと上げる感じ。基本的には自然乾燥で1週間以上じっくりと乾燥させてから水研・バフの工程に入ります。それでも冬場は塗膜が柔らかくペーパーに目詰まりしやすかったりと少し難儀することもあります。
ウクレレブリッジの仕様を少し変更してみました。より強度を持たせるためとピエゾマイクを埋め込んだ時に横から見えてしまうのがちょっとイマイチだったので、サドル溝を突き抜けないようにして横から見えないようにしました。今まで自分で埋め込む場合にはピエゾマイクの厚み分、溝を掘り下げて横からなるべく見えないように加工していましたが、この作業は自分だけがするわけではないので誰がやっても同じ結果になるようにということです。
ハワイアンコアにすべきかハカランダにすべきか、次回作のオーダーご相談で関西からわざわざこんな片田舎へお越しいただきました。こちらへ来られるのは今回が2回目、お仕事のついでに昨日立ち寄っていただきました。前回はパイナップルコンサートでしたが今回はベルシェイプテナー。関西の方はやっぱり話が面白い、有意義な時間を過ごせました。完成はまだまだ先なのでじっくり悩んでいただいて最高のテナーウクレレを作りましょう。