バリトンウクレレ/ブラジリアン・ローズウッド2017.07.09
作れと言われない限り作らないバリトンウクレレですが、ご依頼があったので久々に作ります、しかもブラジリアン・ローズウッド。マスターグレードと言っていいであろう柾目材です。確か寸法や構造的なメモは残してあると思うので、それを見て復習しないと、前回はどんな感じで作ったかよく覚えていません。でもまあ冶具類は一通り揃っているので作ること自体は問題ないでしょう。使用弦は確かギター弦を流用したような、調弦も違うしちょっと確認してみます。
作れと言われない限り作らないバリトンウクレレですが、ご依頼があったので久々に作ります、しかもブラジリアン・ローズウッド。マスターグレードと言っていいであろう柾目材です。確か寸法や構造的なメモは残してあると思うので、それを見て復習しないと、前回はどんな感じで作ったかよく覚えていません。でもまあ冶具類は一通り揃っているので作ること自体は問題ないでしょう。使用弦は確かギター弦を流用したような、調弦も違うしちょっと確認してみます。
最近はいつもこれ、特にメーカーのご指定がなければウクレレのピックアップはK&Kを。音量は他メーカーと比べ少し控えめながら生音感はピカイチです。ピエゾマイクをブリッジサドル下に埋め込むタイプのものと違い、音量バランスの問題もほとんど起こりませんし、木部の加工も最小限なので楽器への負担も少なく最近のお気に入りです。今回は初めてシングルタイプの K&K Big Island Spot も取り寄せてみました。ツインタイプとどれだけ違うかはまだ分かりませんが、少し安価だしいずれ取り付ける機会もあるでしょう。
関西ウクレレショップからの特注品、ハワイアンコア材もショップから支給してもらったマスターグレード材です。全面にカーリー杢が入った文句なしの材料、ベルシェイプ・テナーに変身しました。横板にはサウンドポートが、あまりやりませんが今回はご指定があったので開けました。指板幅は通常より若干広めのラディアス指板で、ラディアスのカーブもギター並みにきつめのカーブになりました。
暇つぶしというわけでもないですが、余った端材を有効活用しようと試しに作ってみたミニチュアウクレレ、こんなのでも欲しがってくれる人はいるもので、ボディ形状も03ボディと04ボディの2種類に増えました。そのうちベルシェイプやパイナップルでも作ってみたらいいかも。ハワイアンコアボディには貝パフリングを巻き、猫シルエットのワンポイント入りです。手探り状態で始めたミニチュアウクレレ製作ですが、作る中で色々改善点も見えてきて、とりあえず何とか楽器として一応の完成を見ました。
ウクレレ指板の交換修理。かなり年季の入ったウクレレです。落とした拍子にナットが割れて壊れてしまったみたいで、これを機会に指板を黒檀に交換したいとのこと、指板を剥がしてから黒檀の新しい指板を接着しなおします。高音で音が合わないというので測ってみると、確かに弦長補正が施されていません。ナットから12フレットまでの距離と12フレットからブリッジサドルまでの距離が同じだと、弦長補正がされていないので高音にいくに従って音程が狂いやすいです。