ブリッジ剥がれかけ修理2018.01.09
いっそ完全に剥がれてしまっていれば話は簡単なのですが、今回はブリッジの剥がれかけ修理。完全に取れている場合には接着面双方のボンド滓を綺麗に取り除きクランプで圧着すれば付きますが、剥がれかけなのでそういう訳にもいきません。とはいえ隙間にボンドを入れて圧着すれば付くことは付くので、試しに裏側に当て木をしてクランプで圧着してみると何と…。想定外の事態にちょっと固まってしまいました。
いっそ完全に剥がれてしまっていれば話は簡単なのですが、今回はブリッジの剥がれかけ修理。完全に取れている場合には接着面双方のボンド滓を綺麗に取り除きクランプで圧着すれば付きますが、剥がれかけなのでそういう訳にもいきません。とはいえ隙間にボンドを入れて圧着すれば付くことは付くので、試しに裏側に当て木をしてクランプで圧着してみると何と…。想定外の事態にちょっと固まってしまいました。
ウクレレ工房 F’s uke の仕事は4日からすでに始まっています。明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。今年もやるべき仕事が溜まっていて、また年を明けてからお問い合わせもすでにチラホラ来ていますので、すでに本格始動しています。大掃除もロクに出来なかったので年明けにやろうとは思いつつ、忙しい忙しいと言い訳して結局はやらないという…で確か去年もそうだったような気が…。
今年も結局年末ギリギリまで仕事して大掃除もままならず年が終わりますが、来年はマーチンウクレレK5のレプリカを製作します。基本的に他メーカーのコピーは頼まれない限りしませんが、ご依頼がありましたのでちょっと豪華に作ります。有名なモデルだけあってインレイ類は簡単に手に入れることが出来ました。材料も一通り揃いましたので来年以降、本格的に組み立てていきます。
コアロハはいい音がする人気のウクレレですが衝撃に弱いところが玉に瑕、ライニングを貼らずに裏板と横板を直に接着してあるので角をぶつけると割と簡単に割れてしまいます。今回の割れ修理も落下による衝撃のようで裏板横板共にクラックが。乾燥で開いてきたわけではないので埋木も必要なく、割れ接着自体は特別難しくありませんがこの個体は艶消し塗装なので部分塗装で誤魔化すことが出来ず裏面全面の塗装になりました。
1920年代頃に作られたそうですが戦前の古いウクレレ・クマラエウクレレの修理です。100年近く経っているのでかなりガタが来ていて治しどころ満載ですが、今回はブリッジ交換とUPTペグ交換修理が主な内容。このウクレレは指板が貼ってありません。そのせいなのか弦高がかなり高め、ブリッジを削る余裕もあまりなかったので思い切ってブリッジ交換になりました。UPTもヘッド厚が最低10㎜必要なところ、8㎜しかない。のでヘッド裏に2㎜のコア板を貼り付け厚みを稼ぎました。