ボディ底部・亀裂補修修理2024.08.17
何年か前に製作したオーダーウクレレテナーのボディ底部亀裂補修修理。おそらくエンドピンジャックに強い衝撃が加わったことによる断裂割れになります。木目を断裂するように割れているので、これは完全に判らなくは治りません。ボディ内部につっかえ棒をしてから当て木をして押さえて接着する感じ。表板と裏板にも少し亀裂が入っているので、これも一緒に治します。
何年か前に製作したオーダーウクレレテナーのボディ底部亀裂補修修理。おそらくエンドピンジャックに強い衝撃が加わったことによる断裂割れになります。木目を断裂するように割れているので、これは完全に判らなくは治りません。ボディ内部につっかえ棒をしてから当て木をして押さえて接着する感じ。表板と裏板にも少し亀裂が入っているので、これも一緒に治します。
スプルースローズウッドのソプラノスケールです。最初ソプラノロングネックでしたが、途中でソプラノスケールへ変更。ネック等作る前の変更だったので特に問題はありませんでした。作業前の変更はたまにありますが、その辺は小回りが効くハンドメイドです。ロゼッタはターコイズ。コンサート用テナー用のターコイズロゼッタは少し在庫が残っていましたが、ソプラノでは流石に少し大きすぎるので、ソプラノ用に小さく作ってもらいました。
クラシックギターそのままに鉄弦を張ったアコギというか、見た目は完全にクラシックギター。以前普通のクラシックギターをオーダーされた方からの再オーダーで、今度は鉄弦を張ってみたいと。見た目クラシックギターとはいえ、所々アコギ用に仕様変更、内部は鉄弦用にXブレースを採用し、ブリッジもクラシックのようですがピンタイプにしました。弦長補正のためブリッジ溝を斜めに、ギターはウクレレより長いのでピッチは特に問題なさそうでした。
カマカ8弦ウクレレの裏剥がれ修理。ボンド劣化で中のブレーシングまで剥がれているようなので分解修理になります。今までカマカの分解修理は何台も行ってきましたがこれも基本的には同じ症状。どんなボンドを使っていたのか分かりませんが、古い楽器の接着は結構劣化するようで裏板もヘラを入れると簡単に剥がれてきます。一旦裏板を剥がした後、ブレース剥がれを再接着してから裏板を貼り直します。
今回ギターを1台製作していて、以前クラシックギターを注文して頂いた方からの再オーダー。今回はクラシックギターそのままに鉄弦を張りたいということで、念の為トラスロッドを埋め込みました。必要かどうかはちょっと分かりませんが、鉄弦の張力はやはりナイロン弦より強いと思うのでトラスロッドを入れておけば一応安心。ネックをセットしたあと指板を貼る前に埋め込みました。