ハワイアン・カーリー・コア材2017.07.20
今回は物は試しで日本の業者からハワイアンコア材が届きました。いつもはハワイやアメリカ本土から取り寄せますが今回はあえて日本で買ってみました。昔はその辺の銘木屋で普通に売っていたハワイアンコア材ですが、乱獲ゆえに今では枯渇状態。高いの安いの言ってられない感じになって来てますが手に入るうちはとりあえず買います。お金が右から左へ出ていく今日この頃…ビルダー稼業も辛いです。
今回は物は試しで日本の業者からハワイアンコア材が届きました。いつもはハワイやアメリカ本土から取り寄せますが今回はあえて日本で買ってみました。昔はその辺の銘木屋で普通に売っていたハワイアンコア材ですが、乱獲ゆえに今では枯渇状態。高いの安いの言ってられない感じになって来てますが手に入るうちはとりあえず買います。お金が右から左へ出ていく今日この頃…ビルダー稼業も辛いです。
今回のテナーカッタウェイにはアバロン貝パフリングを巻きます。どこから巻き始めてもいいんですが、今回はあえてカッタウェイ部分から。一番カーブがきついところから始めましょう。内側の白黒白は事前にピンで留めて接着してあります。アバロン貝のカーブは一応3種類用意してありますが、でもカーブがピッタリとあうところはあまりありません。大抵は2つか3つに折って貼り付けていきます。ぐるっと一周巻き終わったら少し乾かしてから外側の黒白パフリングとローズバインディングを一緒に接着して完了です。
ピックアップをボディになる前に取り付けてしまいます。いつもの K&K Aloha Twin、表板のブリッジ下に2箇所マイクを貼り付けます。ボディになった後に貼り付けるのは一苦労なので、事前に取り付けが分かっている場合には最初から取り付けてしまいます。マイクを貼り付けてからエンドピンジャックは塗装が終わるまでボディの中に。そのままだともちろん中で遊んでしまうので、スポンジ等で中で動かないように固定しておきます。
ウクレレにはロゼッタの装飾を入れない楽器も多いですし、それもシンプルで全然ありだとは思うものの、私が作るのはハンドメイドの手工品なのでどうしても入れたくなってしまいます。で今回はアバロン貝のロゼッタパフリングを何台かまとめて。最近はパウア貝のほうが多かったですが、今回は普通にグリーンアバロン貝です。パウア貝のほうが緑っぽく、グリーンアバロンはグリーンとはいうものの、パウアよりは白っぽいです。
作れと言われない限り作らないバリトンウクレレですが、ご依頼があったので久々に作ります、しかもブラジリアン・ローズウッド。マスターグレードと言っていいであろう柾目材です。確か寸法や構造的なメモは残してあると思うので、それを見て復習しないと、前回はどんな感じで作ったかよく覚えていません。でもまあ冶具類は一通り揃っているので作ること自体は問題ないでしょう。使用弦は確かギター弦を流用したような、調弦も違うしちょっと確認してみます。