カマカ・ペグ交換、ナットサドル調整修理2017.05.07

カマカ・ペグ交換修理

 

古いカマカのペグ交換修理です。元々付いていたフリクションペグから Gotoh の UK-12-GG ギヤペグへ交換しました。古いペグを外す時、強引にブッシュを外すと木がめくれてしまったり、塗装にひびが入ることも。専用冶具を使って慎重に外します。元々開いていた穴の径も大体同じでしたがペグ毎に一応開けるべき穴の径は決まっているので、念のため専用ドリルで開けなおしました。ブッシュはきつ過ぎず緩すぎずが理想です。

 

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ベルシェイプ専用胴曲げ機2017.05.04

ベルシェイプ胴曲げ機

 

木工の機械でアルミを削る・・・何てこと本来ならあまりお勧めできませんが、でももうやってしまいましたので、今回が最後と思いつつベルシェイプ専用の胴曲げ機です。ソプラノ・コンサート・テナーと3段構えで全てに対応しています。今まではすでにある胴曲げ機で何回かに分けて何とか騙し騙し曲げていましたが、やはりカーブがあっていないのであまり宜しくなく、今回ソプラノからテナーまで計5台のベルシェイプを作るので思い切って曲げ機作りました。

 

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サニーD 2弦ビレ修理2017.05.01

 サニーD 2弦ビレ修理

 

以前ナット・サドル交換をしたサニーDが再度ビレ修理でやってきました。弦高を測ってみると12フレット位置で約2㎜。さすがにこれではビレても仕方ありません。サニーD のネック・指板はとても厚く、通りは問題無し、となると後は表板が凹んだくらいしか考えられませんが、はっきりとしたことはよく分かりません。ウクレレの表板は薄いこともあり弦のテンションや乾燥等で凹むことは割とよくあります。トップ落ちがひどくなると弦高が低くなりすぎて、そもそも演奏が不可能になってしまいますがこのウクレレはそこまでひどくなってはいませんね。

 

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カマカの表割れ修理2017.04.28

カマカの表割れ カマカ表割れ圧着

 

カマカの表割れ修理です。ボディの左側の結構長い部分が割れてしまっていますので接着します。ハタガネ等のクランプで押さえてみて隙間なくぴったりと付くようなら埋木は必要なく、ほとんど修理したことが分からなく治ります。今回のカマカは衝撃で割れてしまったのか、ピッタリと付きそうなので綺麗に治ります。隙間にボンドを入れてハタガネで圧着、裏に割れ止めの補強パッチを2ヵ所貼り付け、最後に表だけ塗装をして完成です。

 

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Gストリングの割れ修理2017.04.25

Gストリングのラベル Gストリングの表割れ修理

 

長期保管していたウクレレを久しぶりに出してみたら割れていたということで修理にやってきたGストリング。とはいうものの何かの衝撃がないとこういった割れ方はしないのかなぁとは思うものの、保管状態もあまり良くなかったようで原因はその両方かもしれません。駒下部分は3か所のクラックで完全に開いてしまっているので埋木が必要。また裏板も接ぎ割れと端部分のクラックがあり、そちらも埋木が必要になります。最後にボディだけ全体塗装して仕上げます。

 

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