カーリーマンゴー・ソプラノウクレレ2017.10.13
今回のラインで製作しているオールカーリーマンゴーのソプラノウクレレ、おそらくマンゴーでのソプラノは初めてかもしれません。マンゴー材はハワイアンコア程作らないのと、今まで作ってきたのは大抵コンサートだったので。そして次回ラインでカーリーマンゴーのテナーも作る予定なので、とりあえずソプラノ・コンサート・テナーと定番の3種類は作ることになります。
今回のラインで製作しているオールカーリーマンゴーのソプラノウクレレ、おそらくマンゴーでのソプラノは初めてかもしれません。マンゴー材はハワイアンコア程作らないのと、今まで作ってきたのは大抵コンサートだったので。そして次回ラインでカーリーマンゴーのテナーも作る予定なので、とりあえずソプラノ・コンサート・テナーと定番の3種類は作ることになります。
昨日までに胴組みが終わり今日は胴削り作業です。最近のやり方は表側のみ真っ平なのでドラムサンダーに通して、裏側は手鉋で削ります。裏板のカーブに合わせて胴削りも少し斜めに、また上側に行くに従って少し胴厚が薄くなるのでこのカーブ具合は長年染みついた感覚頼りです。胴厚指定の場合、ボディ下部の厚みで測り、上側に向かって薄くなります。この差が少ないと弁当箱のようであまり好きではありません。
今回はピッコロウクレレからバリトンウクレレまで色々バリエーション豊富に製作します。以前弦長短めの小さなピッコロを作りましたが、今回はもう少し大きく普通サイズ(?)のピッコロウクレレを。バリトンは今回おそらく初めてのスプルース・ハワイアンコアでカッタウェイ仕様。作り方は一緒ですがバリトンでカッタウェイはやってなかったと思うのでそれもちょっと楽しみです。他にもカーリーマンゴーのソプラノウクレレやいつもの03コンサートでスプルース・ハカランダ仕様等々、初めての仕様が今回は色々あります。
フレットバリとは指板際からフレットが飛び出す現象。指板が乾燥で縮み、フレットは縮まないことで起こる現象です。今回はフレットのバリ取り修理というご依頼でしたが、実際にはほとんどバリは出ていませんでした。ただ指板際の面取りが小さく、フレットの処理もされていませんでしたので、それで弾いていて痛く感じる原因でした。面取りをもう少し大きく、それに合わせてフレット処理も行います。
長年クラシックギターばかり作ってきたのでクラシック風なウクレレを作るというわけでもないのですが、今回のご依頼主はクラシックギターを弾く方なのでクラシックギターっぽいテナーとバリトンウクレレにしてみました。それにしてもこれほど見事なハカランダ、一体いつまで使うことができるかといった感じですが今回は贅沢にテナーとバリトン両方でとっておきのハカランダを使用しました。