ウクレレブリッジ交換修理2016.11.24
ウクレレブリッジの交換修理です。弦をひっかける溝が広がってしまうよくある症状。マホガニーブリッジでよく見かけますがこちらは黒檀。硬い黒檀でも弦の摩耗には耐えられないのか溝が広がってしまっています。ので穴に通して結ぶタイプのものへ作り変えます。またMiSi のピックアップが付いているのでこちらは完全に一旦外してしまいます。中の配線が邪魔でブリッジ再接着がしづらいので接着後に再インストールしなおします。
ウクレレブリッジの交換修理です。弦をひっかける溝が広がってしまうよくある症状。マホガニーブリッジでよく見かけますがこちらは黒檀。硬い黒檀でも弦の摩耗には耐えられないのか溝が広がってしまっています。ので穴に通して結ぶタイプのものへ作り変えます。またMiSi のピックアップが付いているのでこちらは完全に一旦外してしまいます。中の配線が邪魔でブリッジ再接着がしづらいので接着後に再インストールしなおします。
夏は湿度が高く速く乾きすぎて泡が吹いたりと難儀することも多いですが、逆に冬は冬で気温が低くてなかなか塗装が乾いてくれなかったりと、貧弱な塗装環境だとなかなか困りものですが今回も上塗り塗装が何とか特に問題もなく吹き終わりました。これから1週間程度乾燥期間に入ります。その間に修理の楽器が何台が溜まっていて、来客の予定もいくつか入っているのでこの期間にこなします。
もうすでに塗装に入っていますが今回製作のウクレレには何本かピックアップを付けることになっています。L.R.BAGGS FIVE-Oのようなアンダーサドルのピックアップは後付けでも取り付けることができますが、というかブリッジサドルの溝に穴を開けて線を通さなくてはいけないので後付けでしかできませんが、K&K Aloha Twin はブリッジ下に2つのマイクを貼り付けるタイプ。このタイプは逆に後付けだと取り付けるのが大変なのでボディになる前に先に取り付けてしまいます。
専門外ではありますがモーリスのフラットマンドリンのフレット打ち変え修理を行いました。元々打たれていたフレットはウクレレのものと同じような細いもの。押さえ難いということでギター用の幅広フレットへ打ち変えます。復弦のマンドリンなのでネックもそれなりに反っています。指板修正で真っ直ぐに削りなおしてから幅広フレットを打ちました。フレットエッジ加工されたバインディングでしたが、これを残したままのフレット打ち変えは相当な手間になり高くついてしまいますので、ご依頼されたご本人の許可をもらい削ってしまいました。
ハカランダのボディ内部はクラシックギター時代からの名残りでいつも塗装をします。乾燥やクラック防止のためにエアブラシを使って。平面を塗装するのとは違い、ボディ内部は色々入り組んでいるのでスプレーガンよりエアブラシのほうが小回りが利いて吹きやすかったりします。下塗りをすれば本当はもっときれいに仕上がるのですが、そこまではなかなか手間で見た目より保護ということからクリアを直接吹き付けます。