ウクレレの音色修理?2017.03.11
ウクレレの音が悪くなったという、何とも困ったご依頼でしたが一応一通りウクレレ全体をチェックしてみます。弦高やネック反り、ボディ内部の木部剥がれ等等。弦高は問題なく2.5mmですが、ネックが若干逆反り気味なので少しビレっぽい。また弦が原因ということも考えられるので違うメーカーの弦を新しく張り直します。以前の状態が分からないのでやれることは限られてしまうのですが、特にそれほど問題点は確認できませんでした。
ウクレレの音が悪くなったという、何とも困ったご依頼でしたが一応一通りウクレレ全体をチェックしてみます。弦高やネック反り、ボディ内部の木部剥がれ等等。弦高は問題なく2.5mmですが、ネックが若干逆反り気味なので少しビレっぽい。また弦が原因ということも考えられるので違うメーカーの弦を新しく張り直します。以前の状態が分からないのでやれることは限られてしまうのですが、特にそれほど問題点は確認できませんでした。
ウクレレにストラップピンを取り付けてほしいというご依頼はよくいただきます。ソプラノはまだしもコンサートやテナーウクレレのように大きくなってくるとどうしても抱えたまま弾くのが大変なので、ストラップを肩から掛けて。ストラップピン2ヵ所でストラップを掛けるやり方がオーソドックスですが、エンドピン1か所でヘッドに結わくやり方やそもそもストラップピンを使わずサウンドホールに引っ掛けるタイプなど、色々な製品が出ています。
次はベルシェイプやパイナップルを中心にソプラノからテナーまで何台か制作するので胴組み型をいくつか作りました。ベルシェイプはソプラノ用とテナー用を、パイナップルは今回初めてのソプラノ用です。同じベルシェイプでもソプラノ用、コンサート用、テナー用とそれぞれ単純に縮小・拡大すればいいわけでなく、形のバランスを見ながら横または縦に多少伸ばしてみたり肩を広げてみたりと色々。パイナップルもソプラノだと少し細長くなってしまうので横に少し広げました。
ラッカーフィニッシュの吹き付け塗装が終わり現在乾燥期間中です。冬場なので暖房も使いつつ1週間程度、乾燥させてから仕上げに入ります。冬場は温度が低いので暖房で温度を上げるとはいえ、急激に上げると逆に不具合が出ることもあり得るのでじんわりと上げる感じ。基本的には自然乾燥で1週間以上じっくりと乾燥させてから水研・バフの工程に入ります。それでも冬場は塗膜が柔らかくペーパーに目詰まりしやすかったりと少し難儀することもあります。
ウクレレブリッジの仕様を少し変更してみました。より強度を持たせるためとピエゾマイクを埋め込んだ時に横から見えてしまうのがちょっとイマイチだったので、サドル溝を突き抜けないようにして横から見えないようにしました。今まで自分で埋め込む場合にはピエゾマイクの厚み分、溝を掘り下げて横からなるべく見えないように加工していましたが、この作業は自分だけがするわけではないので誰がやっても同じ結果になるようにということです。