カマカ接ぎ割れ修理2017.04.08
カマカ裏板の接ぎ割れ修理。表側も少し怪しかったのですが裏板は下半分が思いっきり開いてきていましたので埋木しました。転倒等衝撃によるクラックだとクランプで押さえれば大抵は付きますが、接ぎ割れのような乾燥等で開いてきてしまった場合、いくら押さえても付きませんので埋木をする必要があります。今回は下半分でしたが今後の事も考えて上から下まで溝を作り埋木をしました。
カマカ裏板の接ぎ割れ修理。表側も少し怪しかったのですが裏板は下半分が思いっきり開いてきていましたので埋木しました。転倒等衝撃によるクラックだとクランプで押さえれば大抵は付きますが、接ぎ割れのような乾燥等で開いてきてしまった場合、いくら押さえても付きませんので埋木をする必要があります。今回は下半分でしたが今後の事も考えて上から下まで溝を作り埋木をしました。
ストラップピン取り付けとローズウッド・ピックガード製作修理です。ストラップピンはボディエンドといつものネックヒール反対側へシルバーピンを、木製ピックガードは明るい色味のローズウッド製です。後ピッチ調整のご依頼もあったのですが、このウクレレは弦長補正がほとんどされていなかったのでちょっと無理でした。サドル溝を少し後方に掘りなおすことも考えたのですがそれもちょっと厳しいか、ブリッジそのものを後方へずらすには大修理になってしまうので、とりあえず今回は見送りました。
裏板の塗装の剥離・再塗装とアンダーサドルピックアップの埋め込み修理です。裏板は滑り止めのゴム板を貼っていたのか、かなり汚くなっていましたので一旦塗装を剥離剤で剥離します。業務用の強力剥離剤を使用するので大抵の塗膜は綺麗に剥離できますが、たまに特殊な硬い塗膜だと反応しないことも。その時はしょうがないのでスクレーパー等で削り取るしかありません。今回は自分が作ったウクレレでもあり綺麗に剥離できました。
ラッカーフィニッシュの上塗り塗装がひとまず完了しました。どうしても今月中に吹き終わりたかったので何とか間に合ってよかったです。今回は本数が多すぎて一回では吹けなかったので先に急ぎのベルシェイプとパイナップルを。残りは中塗り塗装まで終わっている分を今日研磨して明日吹きます。最近は気温や湿度等塗装するにはちょうどいい感じなので特に問題ありませんでした。
少し前の作業ですがベルシェイプ・テナーウクレレにアバロン貝パフリングを巻いています。今回は黒白黒のラインを内側に入れて貝の外側にも同じく黒白黒を入れます。アバロン貝パフリングを巻く場合、溝の幅がかなり広くなるのでそれに合わせてライニングも幅広の蛇腹ライニングにしてあります。内側の黒白黒のラインをまずはピンで固定しながら接着していきます。少し乾いたらその後にアバロン貝のピースを一つづつ並べてきます。