ウクレレ指板交換修理2017.06.28
ウクレレ指板の交換修理。かなり年季の入ったウクレレです。落とした拍子にナットが割れて壊れてしまったみたいで、これを機会に指板を黒檀に交換したいとのこと、指板を剥がしてから黒檀の新しい指板を接着しなおします。高音で音が合わないというので測ってみると、確かに弦長補正が施されていません。ナットから12フレットまでの距離と12フレットからブリッジサドルまでの距離が同じだと、弦長補正がされていないので高音にいくに従って音程が狂いやすいです。
ウクレレ指板の交換修理。かなり年季の入ったウクレレです。落とした拍子にナットが割れて壊れてしまったみたいで、これを機会に指板を黒檀に交換したいとのこと、指板を剥がしてから黒檀の新しい指板を接着しなおします。高音で音が合わないというので測ってみると、確かに弦長補正が施されていません。ナットから12フレットまでの距離と12フレットからブリッジサドルまでの距離が同じだと、弦長補正がされていないので高音にいくに従って音程が狂いやすいです。
今まで随分とコアやらマンゴーやら購入していたハワイの業者が店じまいするらしく、格安でカーリーマンゴー材を買わないかということで思わず即決、二束三文で手に入れたはいいものの置き場所がない。どうすんだよこれ状態ですが…本当にどうしよう。2m近くあるマンゴーの2インチ材、マンゴーのウクレレなんてコアほど作らないし、一生分あるんじゃないかと思いつつ、梅雨だし雨降ってくるしで、さて本当に冗談ではなくどうしよう。
ピッコロウクレレとは弦長の短い1オクターブ上の音を出す小さなウクレレ。ソプラノウクレレやベビーウクレレよりもさらに小さなウクレレです。で今回はそのピッコロウクレレよりもさらに一回り小さい弦長216㎜のピッコロウクレレ。市販されているピッコロウクレレは弦長が259㎜なので、このサイズで43㎜違いは結構短いかもしれません。弦は市販されているものもありますが、1弦が細く切れやすいということで、フロロカーボンの釣り糸の細い号数を張ってみました。また Low-G 仕様なので4弦には20号の太い糸を張りました。
濃い色味のハワイアンコアのカーリー材を表板に、コンサート・テナー中間スケールのロングネック・コンサートが完成してすでに納品済み。白蝶貝のロゼッタ・パフリングが印象的でいい感じです。パフリング貝はウクレレでは通常1.5㎜程度の幅ですが、今回はご指定で2.5㎜のものを。カーブもちょうどウクレレ・サウンドホールにピッタリだったので折らずにそのまま嵌め込むことができました。白蝶貝は折ると境目が目立ってしまいますが、今回は綺麗に1周白くなりました。
ローズウッドやハワイアンコア製のスクラッチガード取り付けを良く依頼されます。塗装をしたこともありますが、基本的に塗装はせずオイルフィニッシュ。将来剥がす可能性も考えて基本的には両面テープで付けますが接着することもできます。表板が歪んでいたり、スクラッチガードが反ってしまうような場合は接着する事もありますが、基本的には両面テープで。