ウクレレネックのヘッド接ぎ2016.07.16
前回作ったのがいつだったか忘れてしまいましたが、ウクレレのネック材も残り少なくなってきたので、少しまとめて作りました。ワンピースネックのへの字材は今では全く使わず、スカーフジョイントと呼ばれるヘッドをネックに接着するやり方に今では統一しています。への字材はヘッド角がついているので材料の歩留まりが悪く、その点スカーフジョイントだと1枚板から作れるので材料が無駄になりません。
前回作ったのがいつだったか忘れてしまいましたが、ウクレレのネック材も残り少なくなってきたので、少しまとめて作りました。ワンピースネックのへの字材は今では全く使わず、スカーフジョイントと呼ばれるヘッドをネックに接着するやり方に今では統一しています。への字材はヘッド角がついているので材料の歩留まりが悪く、その点スカーフジョイントだと1枚板から作れるので材料が無駄になりません。
冬は冬の塗装の大変さがある半面、夏であっても夏ならではの苦労がありますが、何とか問題なくラッカー吹き付け塗装が終了しました。湿度の高い夏では揮発を遅らせる専用のシンナーが必須で、これを使わないと塗料を吹いた傍から白く濁ってしまいます。これを塗装がかぶると言いますが、専用のシンナーを使用することでこうなることを防ぐことができます。
以前修理したウクレレの上ナットが取れてしまったみたいなのでもう一度接着しなおします。合わせてペグを GOTOH のギアペグから UPT へ交換します。この箱入りUPTはご依頼主からの持ち込みです。それでも全然かまいません。私が取り寄せる時はバルク品状態の簡易包装しかしてくれませんが、一般用ではキチンと箱入りで売られています。
塗装前のウクレレ表板の木地磨きです。ここでの仕上がりが後々の工程に影響してきますので磨き残しのないよう、綺麗に磨かなくてはいけません。パフリングの隙間や打痕、ペーパー傷などそのままにして塗装してしまうと、そのあと修正するのが厄介になりますので、木地磨きの時点でそういった問題点は直しておきます。なんとか木地磨きも無事に終わり、塗装工程に入りました。
ウクレレ指板の膠接着が終わりました。膠作業は冬場より夏のほうが断然やりやすいですが、この暑い中それでも電気ストーブで接着面を炙り作業部屋の中は蒸し風呂状態。冬場は石油ストーブで炙りますが夏場は電気ストーブでさっと炙って接着、それでも膠はゲル化することなくちゃんとくっ付いてくれます。冬場は塗ったその場からすぐゲル化してきてしまう膠ですが、夏場はそんなこともなく作業がしやすいです。