ウクレレボディ製作過程2016.08.09
今月は何台かの修理楽器を抱えながら、また追加注文で急遽本数を増やしたりなにかと世話しないですが、今日やっとウクレレがボディになります。ネックや指板等はある程度出来上がっているのでここまで来れば後は完成までまっしぐら。納期がある楽器も抱えているので焦ってしまいますが今のところ予定通りで順調です。
今月は何台かの修理楽器を抱えながら、また追加注文で急遽本数を増やしたりなにかと世話しないですが、今日やっとウクレレがボディになります。ネックや指板等はある程度出来上がっているのでここまで来れば後は完成までまっしぐら。納期がある楽器も抱えているので焦ってしまいますが今のところ予定通りで順調です。
ハカランダという木材は昔からギターの裏横材として重宝されてきたローズウッドの一種です。ブラジル原産の木材でその昔は普通に手に入る材でしたが、現在では取引が規制されていて容易には手に入れることができません。そのため価格も目が飛び出るほど高騰してしまっていますが、ハカランダでしか出せない音がやはりあるので、使えるなら使いたいところです。
ハワイアンコアとカーリーマンゴー材が届きました。両方ともに2インチの厚みなので約5センチ近くあります。板で購入するときは大抵1インチか2インチで製材されてきますが今回は2インチ。これを自分で製材して使います。すでに製材された楽器用材を購入することもありますが、それは少し割高で特にマスターグレード材はかなり価格が高騰しているので板で買うほうが安上がり。それでもそれなりにいい値段がします。
ローズウッドのコンサートウクレレは表板を通常米杉やスプルースで作りますが、今回はハワイアンコアを表板にという変わり種。さて、どんな音がするか・・・やはり杉やスプルースとは全く違う、コア特有のコロコロした乾いた音がするとは思いますが、裏横がローズかコアかでどれだけ違ってくるのか、とにかく作ってみます。
今回カーリーマンゴー材でコンサートウクレレを1本作ります。表横裏全てが同じ板からのオールカーリーマンゴーのコンサート。そのうち表スプルースのマンゴーコンサートも機会があれば作ってみたいところ。ハワイアンコアほど高くもなく感覚的にはコアの半額以下で買える材料ですが、それでもマンゴー材も高くなってきているみたいなので以前はもっと安かったのかも。マンゴー材はあまり購入することがないのでよくわかりません。