エボニーブリッジ作り替え修理2022.11.25
ブリッジの作り替え修理が何台か来たので一緒にやります。溝が拡がって弦が抜けてしまうの有り、結ぶ島が潰れてしまったの有り、と交換する理由はそれぞれです。こういうトラブルは大体1弦で起こりますが、今回も1弦が多いみたい。エボニーのような堅木で作ればまず大丈夫ですが、ローズ、コア、マホガニーあたりだと経年変化でトラブルが起こることもあります。弦のテンションがかかるところなので補強的に治すよりかは作り替えた方が後々安心です。
ブリッジの作り替え修理が何台か来たので一緒にやります。溝が拡がって弦が抜けてしまうの有り、結ぶ島が潰れてしまったの有り、と交換する理由はそれぞれです。こういうトラブルは大体1弦で起こりますが、今回も1弦が多いみたい。エボニーのような堅木で作ればまず大丈夫ですが、ローズ、コア、マホガニーあたりだと経年変化でトラブルが起こることもあります。弦のテンションがかかるところなので補強的に治すよりかは作り替えた方が後々安心です。
バリトンウクレレよりさらに一回り大きなラージバリトンウクレレを製作中です。ここまで来るとウクレレというよりレキントやアルトギターのような小さなギターといった感じです。でスケールはバリトンのロングネックかと言えばそうではなく、テナーのロングネックというかなり変則的な仕様です。アルトギターでスケール530mm程度(だったかな?)なので、サイズ感とすればそれくらいが妥当だと思いますが、今回はテナーロングネックということで456mmスケール。さあどんなウクレレに仕上がるでしょうか。
古いカマカのブリッジ剥がれと表裏の隙間補修ということでしたが、ボンドの劣化が激しく裏板はかなり剥がれかかっています。なので分解修理ということになり裏板を剥がしました。案の定、中のバスバーは裏板を剥がした途端、簡単に剥がれやはり分解修理が正解。表板のバスバーやタコ足も所々剥がれかかっていたので接着し直しました。古いウクレレの剥がれ修理が最近続きましたが、今回は塗装無しということで、裏板を剥がした上に塗装無しとかなり大胆な修理となりました。
古いフリクションペグの交換修理。昔ながらのフリクションペグはギアが入っていなく締め付けているだけなので、やはりどうしても操作性が悪く嫌がる方も多々。今ではギアが入ったUPTがメジャーですが今回はまた別の軽量ペグに交換です。チュナレレ?と読むのかな?金属製ではないのでとても軽くギアも入っているようで、確かにギア無しフリクションペグよりいい感じ。UPTと違いネジ留めしなくてはいけないのが一手間ですが、まあいいんではないでしょうか?ヘッドの軽さにこだわる方にはおすすめかもしれません。
長く弾かれずに保管されていたウクレレのようで、弾き始めた途端ブリッジと表板が剥がれたそうです。保管状態があまり良くなかったのか、ボンドの劣化があったみたいです。幸い中のバスバー剥がれはなかったのでそのまま接着して治しました。古いウクレレはたまにこういったことがあり、バスバーが剥がれてしまうことも良く見かけます。その場合は裏板を剥がすしかありませんが、今回はその必要はなく接着するだけで大丈夫でした。1弦と4弦の溝が狭くて弦を引っ掛けにくいということで、ブリッジ接着前に溝を少し拡げました。