カマカ・ブリッジ剥がれ・分解修理2022.11.09

カマカ・ブリッジ剥がれ・分解修理

 

古いカマカのブリッジ剥がれと表裏の隙間補修ということでしたが、ボンドの劣化が激しく裏板はかなり剥がれかかっています。なので分解修理ということになり裏板を剥がしました。案の定、中のバスバーは裏板を剥がした途端、簡単に剥がれやはり分解修理が正解。表板のバスバーやタコ足も所々剥がれかかっていたので接着し直しました。古いウクレレの剥がれ修理が最近続きましたが、今回は塗装無しということで、裏板を剥がした上に塗装無しとかなり大胆な修理となりました。

 

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フリクションペグ交換修理2022.11.03

フリクションペグ交換修理

 

古いフリクションペグの交換修理。昔ながらのフリクションペグはギアが入っていなく締め付けているだけなので、やはりどうしても操作性が悪く嫌がる方も多々。今ではギアが入ったUPTがメジャーですが今回はまた別の軽量ペグに交換です。チュナレレ?と読むのかな?金属製ではないのでとても軽くギアも入っているようで、確かにギア無しフリクションペグよりいい感じ。UPTと違いネジ留めしなくてはいけないのが一手間ですが、まあいいんではないでしょうか?ヘッドの軽さにこだわる方にはおすすめかもしれません。

 

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表板・ブリッジ剥がれ修理2022.10.27

表板ブリッジ剥がれ修理

 

長く弾かれずに保管されていたウクレレのようで、弾き始めた途端ブリッジと表板が剥がれたそうです。保管状態があまり良くなかったのか、ボンドの劣化があったみたいです。幸い中のバスバー剥がれはなかったのでそのまま接着して治しました。古いウクレレはたまにこういったことがあり、バスバーが剥がれてしまうことも良く見かけます。その場合は裏板を剥がすしかありませんが、今回はその必要はなく接着するだけで大丈夫でした。1弦と4弦の溝が狭くて弦を引っ掛けにくいということで、ブリッジ接着前に溝を少し拡げました。

 

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カマカ・ナットサドル交換2022.10.16

ナットサドル・ビンテージ牛骨交換

 

カマカのナットとサドルを人工象牙のものからオイル漬けのビンテージ牛骨へ作り替えます。通常の牛骨は漂白されていて真っ白ですが、オイル漬けは黄ばんだ感じがビンテージ感が出ていていい感じ。牛骨は通常高いモデル以外バフはかけませんが、ビンテージ牛骨は光らせないとあまり感じが出ないかなぁと思いバフをかけます。今回もナットサドル共にバフをかけて光らせてみました。

 

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ハカランダコンサートウクレレ2022.10.12

ハカランダコンサートウクレレ

 

馬のインレイを指板に入れたハカランダコンサートです。完成して既に納品済み、いつもは納品に直接伺っていましたが、今回は都合が悪く発送でお願いしました。ボディ厚は少し薄めの60mm、それでもハカランダは音の返りが良いので鳴ってくれます。まだ完成したばかりで音はこれからですが、スプルースハカランダは弾けば弾くほど鳴ってくるので是非弾き込んでみてください。ここの教室の先生のハカランダはさすが弾き込まれていてとても良く鳴っているようで、このハカランダも是非そこまで鳴らしてあげてください。

 

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